本日のテーマは仕事の「早い人」と「遅い人」の違いが生じるカラクリについて解きあかそう。
仕事が「早い人」と「遅い人」がいる。
もちろん、この仕事の速さはそのまま処理できる仕事量の差にも直結するので間違いなく仕事は早いに越したことはない。
ただ、ここで出てくる疑問は・・・人の作業スピードにおいてそこまで差は出るのだろうか?と言う点だ。
同じ単純作業をして1番早い人と1番遅い人で何倍の差が出るのだろうか?
正直、単純作業では1.3倍は確実に出るだろうがいっても2倍程度ではないだろうか。
でも仕事の早い人は遅い人より平気で3倍や中には10倍などの差はかなり見受けられるし、そもそも仕事の遅い人は仕事をやりきれず途中でリタイアする事も多々ある。
つまり、作業スピード以外に仕事には大きな秘密がありそうだ。
私が仕事が早い人を見ていると以下の非常に大きな差を感じられる。
1、『初動の速さ』
1、『初動の速さ』=仕事量が減ると言う事に気づいているかどうか?
ここが大きい。
例えば、1週間いないに終えなければならない仕事があるとする。
しかし、90%以上の人は期限の2〜3日前に仕事に取り掛かる。
中には期限の先日から行う人も多いだろう。(夏休みの宿題を最終日に必死にしている子供のような事を社会人になってもやってるのだ。)
【初動が遅い人が1つの仕事を終えるまで】
1、1週間後納期の仕事の依頼と仕事内容の説明を受ける
2、仕事内容と納期を覚えるという作業が毎日必要(無意識レベルでやってるかも知れないが脳は消耗されている)
3、上司から仕事の進捗確認がくる
4、上司からの進捗確認に答える為に仕事内容を再度明確に思い出す作業をする
5、上司に進捗報告をする(大抵は、現在取り掛かっている○○の仕事が終わり次第着手しますと言う忘れてませんよアピール)
6、納期の前日に仕事に取り掛かろうとするが仕事内容を思い出すと言う作業が必要
7、納期までに上司に仕事を提出するが1週間前に依頼された内容からそれている事が多いので修正依頼がくる
(修正になる原因として1週間の納期で1日前に初歩的な質問をし辛いと言うのもあるだろう)
8、修正の内容と納期を覚えると言う作業
9、修正納期直前に修正内容を思う出す作業をする
10、修正納期に上司に仕事を提出する。(ここで仕事が完了すれば良いが・・・)かなりの確率でさらに修正を伝えられる
(ここの修正とは上司もこれまでの間、この仕事について色々考えているのでもっとこうした方が良いのではと依頼当初とは違う内容をお願いすることも増える)
11、8〜10の内容を繰り返し、ようやく仕事が完了する。
つまり、13まで増えることになるが、恐らくこれ以外にも上司から再三にわたる進捗確認がきているはずだ。
【初動が早い人の1つの仕事を終えるまで】
1、1週間後納期の仕事の依頼と仕事内容の説明を受ける
2、その瞬間に、方向性が間違っていないか叩き台を上司に提出し修正内容などを言われる
3、その日のうち中に修正内容を上司に提出して仕事は完了される。
この現実を突きつけられて多くの人が、初動を早くしようと思うだろう。
しかし、初動が遅い人が初動を早くしようと思った時に1番大きな壁は
既存の多量の業務を全て片付け全てをリセットすると言う事だ。
ここに心が折れていつもの業務フローで進めてしまう人が多いだろう。
ただ、人生レベルで考えて圧倒的に仕事量を減らせることになるので休みを使ってでも1度リセットする事をおすすめする。