壊した自転車の補助輪で人を育てる!

2015.03.02

2015年3月2日

『失敗は成功の元』と言う言葉は有名だと思う。

実際にその通りだ!

失敗から多くの事を学び!

次のチャレンジにて成功へ近づけて行き、最終的には成功へ辿り着く!

ただ、3つだけ気をつけなければいけない事がある!

 

①失敗したら必ず成功する訳ではないと言う事!

②成功するまで挑戦し続けられるメンタリストの数は比較的少ないと言う事!

③そして、人は成功した時に初めて本人の実感ベースの成長をすると言う事!

※成功しなければ、これまで自分が行っていた事が正しかったかどうか確認の取りようがない。従って、その後の行動がまた正しい行動をとる保障はない。

 

当たり前と言えば、当たり前なのだが!

それを忘れてしまう事が多々ある!

 

しかし、やっかいな事に・・・

こちらが全てお膳立てし過ぎると、ただの作業をしただけになり

頭を使わなくなり、成長し難い人間にさせてしまう。

 

失敗をいっぱいさせてやりたいが、あまり失敗ばかりされると経営が苦しいなったり

そもそも、この人の心が折れてしまったりしてしまう。

 

ここで禁じ手の魔法の言葉:『バランスが大切』と言う事だ!

 

このバランスを例える際に私は、人を育てたいなら『自転車の補助輪』に成ってくれと話している。

あなたの、社員や部下はいつまで立っても、現在のステージでは、補助輪を外したばかりの、いつ倒れるか分からない不安定な自転車だ!

 

少し目を離すとすぐに倒れてしまう。

一度、倒れてしまうと、心に怪我をするので直ぐには立ち上がれない。

最悪の場合は、鬱などの成ってしまう。

 

人の心は非常にもろいものだ!

多少の強い弱いが存在したとしても、それらは全て誤差の範囲ない。

 

人の心は非常にもろい!

 

しかし、以下の2つの事をしてあげればそれで良い!

①目を離さない事!

②補助輪の角度を決める

 

①の目を離さないなど当たり前の話のように聞こえる。

自分の子どもが始めて補助輪なしの自転車に乗る際に目を離す親がどこにいるか?

 

これが中々出来ない!

そもそも、家族と会社ば別物だと思っている人がほとんどだろう!

 

会社も1つの組織

家族も1つの組織

『子育』ても、『社員育成』も全く同じはずなのに・・・

社員や部下に対しては、子どもと同じように接する事が出来ない人が多いのではないだろうか?

 

自分の子どもを育てる事すら難易度が高いのに・・・

それより遥かに手を抜いて、人が育つと思っている時点で少し都合が良過ぎると思うのだが・・・

 

どうやら、この意見はまだまだ少数派のようだ!

 

私が見るに、ほとんどの人は、『任せる』と言う言葉と『放置』すると言う言葉を履き違えている。

 

その人が完全にこけてから・・・

『任せたら直ぐにこれだ!』と嘆いているが!

こけてから動くのは、放置と呼ぼう!

 

人を育てる第一歩として、『目を離さない』事からはじめよう!

もしも、育てたい人が現在、目が届かない状態にあるのであれば、選択肢は2つ!

1、目が届くようにする。(※日報やホウレンソウを駆使してそれでも駄目なら、最悪一緒に暮らす事だろう!)

2、今は育てるのを諦める!

 

次に②『補助輪の角度を決める』

自転車の補助輪は決して、タイヤを地面に対して90度に起こしてはくれない!

あくまで、90度から倒れないようにしているだけだ!

 

しかし、長年使っていると、ネジがゆるんだり、補助輪のフレームが歪み

タイヤが90度の際は片側の補助輪が浮いている状態の場合になる。

 

この状態が一番人が育つ!

 

この状態の自転車に乗るとやはり、普通の補助輪付の自転車よりも片側に傾くので少し不安定だ!

しかし、ある一定まで傾いても、それ以上は傾かない!

だから倒れる心配はないのだ!

 

そして、この倒れる角度が多ければ多いほど人は育つ!

 

しかし、角度がきつ過ぎると、その人自身では90度に戻すことが出来ない場合があるその際はこちらが起こして上げなければならないのだが・・・

それでは、その人は育たない。

あくまで、傾きを自分の力で立て直さなければならないのだ!

 

従って、その人が自分で立て直せる角度を予測して、補助輪をしなければならない。

あくまで補助輪なので、その角度に到達するまでは一切口出しをしてはいけない。

 

ただ、補助輪の角度を決めるのは、その人の能力だけと言う訳ではない。

角度が急であればあるだけ、支える側の体力も大きくなる。

体力とは具体的に言うと、『時間』と『お金』の事を指す。

 

従って、育てたい人の力量と育てる側の力量からここまで行った時に口出しをすると言うラインを決める事が一番大切であり

その見極めが非常に難しいのであえる。

 

上記のように偉そうに言っている私の部下も最近、2000万円近くの機会損失を犯した!

会社にも80万円近くの損失を与え!

実際に私のポケットマネーからも20万円近く消えた・・・

 

私の予想では、1000万円くらいの損失になると思っていたが・・・

ポケットマネーからも10万までしか出ないと思っていたが・・・

少しだけ、私の予測を上回るオーバーパフォーマンスをしてくれた。

 

要するに私も放置してしまっていたと言う事だ。

 

さすがにこれは、取り戻さなければ成らないし、その分、余分に時間が必要だ!

ちなみに、その部下には現在今回の失敗と同じ仕事を再度お願いしている。

恐らく、現在日本で一番慎重にその仕事をしてくれるはずだから!

 

それでも、失敗した際は・・・

もう一回頼もう!

 

さらに、慎重にしてくれるはずだから!

 

私がその部下に与えられるのは、このチャレンジできる環境のみ!

 

人を育てるなど土台、傲慢でおこがましい話なのだから!

 

本日伝えたい事:『今月は苦しいね!笑』

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