2014年7月17日
先日、ドレスの製造小売店の社長とお会いした。
この会社は、有名ブランドの商品が作られている工場をつきとめ、その工場と直接取引をする事により
50,000円の商品を9,800円などの価格にてネットショップで販売している。
これだけ良質の物を、低価格で販売しているのでお客様にも支持されており、結構な売上を上げられていた。
その社長に、売れ筋を聞くと・・・
ドレス屋の社長:『売れ筋は、毎年変わりませんよ!』
ドレス屋の社長:『多少のトレンドはあっても、実際に一番売れるのはいつも一緒!』
ドレス屋の社長:『我々が飽きるまでは、売れますよ!大抵は、我々が途中で飽きて変な方向に行ってしまい売れなくなるんですよ!』
流行を追い求めるアパレルでさえ、この様にあまり大きく変わってはならないと・・・
ここで、また別の経営者の方の話・・・
先日、呉服屋さんの会合に参加した際にある経営者から以下の話をしてもらった。
呉服屋の社長:『私の会社の社員に最近新しい事を考えたら偉いと言う風潮が出てるのが気になるのですよ!』
呉服屋の社長:『それよりは、これまでやってきた当たり前を、さらに突き詰める方が私はよっぽど凄いと思うのですが・・・』
ちなみに、この呉服屋さんの社長は、10年ほど前にいきなり呉服屋さんに新規参入した叩き上げの社長で年齢も若く、
この不況が囁かれる呉服業界において今年3店舗も新規出店すると言う非常にイケイケな社長から上記のような事が聞けて
本当に驚きと、嬉しさが込み上げてきた。
最近、業績を上げるために私が言っている事もあまり変わらないくなってきている。
前までは、その会社さんごとに最適な提案をしようと心がけてきた・・・
しかし、何処かに新しい提案をしようと言う思いが無かったと言えば嘘になる。
最近分かってきた事は枝葉の提案になればそれはもちろん、細かく分かれるが大きな戦略としては
数パターンしか存在せず、それを徹底的にやりこんでもらう方が圧倒的に大きな結果が出ると言う事!
以前に私が一番尊敬するコンサルタントの1人である箕浦さんが以下の事を仰られた。
箕浦さん:『よく、支援先から、箕浦さんはここ何十年もいつも同じ事しか言わないじゃないですか!っていわれる』
箕浦さん:『しかし、その時は必ず、じゃ~それが出来てるんか?って聞き帰すんですよ』
箕浦さん:『それで、新しい提案が無いって契約が切れればそれまで!笑』
ちなみに、本来の箕浦さんは、数多くのビジネスモデルを作り上げている根っからの新しい物好き!
また最後に予断ではあるが、さんまさんも昔テレビで以下の事を言っていた。
さんまさん:『芸人は自分のギャグに絶対に飽きたらあかん!毎日してるから1番はじめに飽きてしまうもんやけど、お客さんが飽きるまではやり続けなあかんで!』
今日の話の中にブランディングのエッセンスが入っている気がする。
進化をし続けなければ、人も企業も死ぬ。
しかし、その中でも変わってはいけないものは存在し、それが人に分かり易ければ・・・
その変わらない部分に気づいた人は、その人や企業に惹かれ、ブランドが確立していくのだろう。
本日伝えたいこと:『お米・水・富士山・江頭2:50!凄い!』