以下のテーマにて社会人に知って欲しい5つの話と題して話しているが今回はその3話目。
1、自由な人生の送り方
2、目指せ不存在デメリット
3、達人に成る為の2万時間の法則
4、成長の3ステップ
5、番外編 奈良で暮らす仙人の話
第1話で、自由の必要性についての話。
第2話で、最近は誰も教えてくれない4種類のステージについての話。
今回の第3話ではサトーカメラの佐藤専務から聞いた『働く人の種類と2万時間の法則』についての話を書きたい。
まずは以下の図を見て頂こう!
まず、人は誰しもワーカーから始まる。
そして、教育を受けた状態で2万時間働くと、それなりに、その仕事が得意になり、次のステップにいける。
次のステップとは『トレーナー』か『専門家』の二つである。
『トレーナー』とはその仕事を他人へ教える人を指し、『専門家』とは人に教えずに自分がその道を更に突き詰めていく職人肌の人を指す。
そして、この『トレーナー』を更に2万時間続けると『マネージャー』になる。
『マネージャー』とは、『トレーナー(教える人)』に対して的確なアドバイスができる人を指す。
そして、この『マネージャー』も2万時間行うと『経営者(経営感覚を持った社員)』になる。
この『経営者(経営感覚を持った社員』も『マネージャー』に対して的確なアドバイスができる人を指す。
しかし、この話を2万時間とはいったいどれくらいの時間がかかるのだろうか?
上記の図を見れば分かる通り、1日8時間で週休2日で働いていると10年かかる事になる。
よく1人前になるには、10年はかかると言うのはここから来ている。
そして、上記の2万時間を達成するまでの私の時間が以下の図になる。
以前に一度話した事があると思うが、私は野球を11年半行った時に、野球と言うスポーツが全く別のスポーツとして捉える事が出来る様になった。
そして、ネットショップの仕入れ商材において業績アップと言う面では、新卒で入社して2年半たった時期に、自信を持って業績アップできると言う事が言える様になった。
新卒2年半で業績が上げられるようになったので、正直私は、人より優れているのではないかと勘違いしていた。
しかし、こうして数字を見てみると、野球の捉え方が変わるまでの時間と業績アップが出来る様になるまでの時間はどちらも『約1万7千時間』を時間がかかっていた。
強いて言えば、人より3,000時間は早く習得できるが・・・おおむね普通と言うことが判明した。笑
そして注目すべきは私が業績をあげられるようになった初めの1万7千時間はかなり大きい部分を私が自ら動いていたので完全にワーカーであった。
そこから私がトレーナーとしての働き方を習得するのにかかった時間が約5,000時間。
自分が動かなくても支援先の社員さんにアドバイスを行い、動いてもらい、業績が上がるようになった。
本来はステップごとに習得にかかる延べ時間は一緒のはずだが、その期間が短期間であれば、次のステップへの期間が短くなることもあるようだ。
なぜこの話を第3話に話したのか?
それは、自由に生きる為の力を得る前に・・・
会社へ対して借金をしていることを知り・・・
その会社の仕事を2万時間働いて、存在メリットになり借金を返済した後でも、別のことがしたい場合は転職や独立もありだろう。
そこまで出来た人は新しい仕事についても、直ぐにトレーナーや専門家のレベルに達するだろう。
しかし、そこまで到達せずに退職するのは・・・
どの様な理由があろうと逃げ以外の何ものでもない。
※もちろん、逃げることが必要な時(体を壊すなど)もあるだろう。
しかし、その時は自ら逃げたことをしっかりと受け入れ、次の所では逃げないようにしてもらいたい。
その事実(逃げてしまったこと)を受け入れないとまた同じことを繰り返してしまうからだ。
会社、上司のせいにして・・・残業、給料面に不平を言って。
正直20代に獲得した年収は全て、生涯年収に対してほぼ関係ないと断言できる。
それよりは、20代で何ができるようになったかの方が大切だ。
実際に私は初めの3年間は時給350円で2万時間働いていた。つまり、350円で10年分は働いていた。
仕事内容もほとんどが、コンサルティングをする際の前準備のデータ集めと言う単純作業だ。
しかし、お陰で去年は2ヶ月に1度は2週間の海外旅行を行い1年で20カ国も訪問しながら、ちゃんと貯金ができるようになった。
最近、好きなことを仕事にすれば良いと言う人がいるが・・・
それを言っている人は確かに上手くいったのかも知れないが・・・
しかし、それが世の中全ての人に当てはまるとは到底思えない。
私はギャンブルで幸せ(自分の思う幸せの形を手に入れる)になる方法ではなく
確実に幸せになる方法を追求したい。
その際に、この2万時間の法則という考え方を頭の片隅に入れて頂きたい。