2014年4月1日
先日私の人生の中でも会心コンサルティングをやり遂げた手応えがあった。
先日、東京でセミナーを行ったあとに支援先の事務所に立ち寄った。
支援先の1社が営業拠点ように東京に支社を出したばかりだから挨拶がてら・・・
立上時と言う事もあり責任者の方が事務所に泊り込みで仕事をしていると言う噂を聞いていたので一緒にご飯を食べた後の24時頃に事務所(兼)担当者の家に!
事務所に入ると10分程度の雑談をして帰ろうとした時に壁紙にかかっている業績の折れ線グラフをふと見ると・・・
今月めちゃくちゃ悪い・・・・
私:『これ大丈夫ですか?』(私の直接関わっていない部署だったので数字を一切把握していなかった・・・)
担当者さん:『いや・・・ヤバイです!』
私:『ですよね!何でこんな事になってるんですか?』
担当者さん:『いや~ 売れ筋は在庫切らしていて、売り難いものが在庫余ってるんですよね!切らしている在庫を造りたいのですがキャッシュフローの兼ね合いからそんなに直ぐは在庫が集まらなくて・・・・』
私:『ちょっと今からホワイトボードのある部屋で整理しましょう』
ということで、急遽24時から支援が始まった。
私:『とりあえず現在取り扱っている代表的なアイテムを売れ順に並べてください』
担当者さんがホワイトボードに書き込む
私:『では次に現状の在庫個数と在庫金額を記入してください』
担当者さんがホワイトボードに書き込む
私:『では次に、在庫が売れた際の粗利額を記入してくだい』
ホワイトボードを見つめる担当者さん・・・・
私:『どうしたら良いでしょうね?』
担当者さん:『あ~~~~~!このアイテムを死ぬ気で売るしかないですね。ほかに選択肢がなかったんだ!』
私:『じゃ~それをどうやって売りますか?このアイテム9月までに在庫を全てなくさなければ終わりますね!』
担当者さん:『今小さな小売店へ卸すのを中心にしていたのですがそれでは絶対に無理ですね・・・・』
担当者さん:『もっと大手企業に卸さなければ数がはけない。東急○ンズやロ○トなどを攻めなければ絶対に無理なんだ!』
私:『人の割り振りもそこに集中させてください。やりきらなければ何も成果は出ないですからね』
そうして、私は特に提案をしたわけではないが、支援が1時間程度で終わった。
それから1週間後・・・
担当者さん:『東急○ンズの○○店に卸すことが決定しました。その他の店舗にも交渉にいけるようになりました。』
担当者さん:『ロ○トの○○店にも卸すことが決定しました。』
1週間もたたずに!これほど分かりやすい結果を出すことができるのだろうか?
正直、私は1ヶ月で話が動き出すだけで凄い事だと思っていた。
昔から船井総研には『1:1.6:1.6の二乗の法則』と言う物が存在する。
ただ、指示された事をこなす時の成果を1とした際に、その作業の目的としてそこから得られるメリットをしっかり理解したうえで行う際の成果はただ、指示をこなしている時の1.6倍の成果を出すと言われている。
さらに、そもそも指示を出されるのではなく、自分で考えて動く時の成果は1.6×1.6倍になると言うつまり、2.56倍!
コンサルタントには様々なレベルが存在するようだ。
①ただ、概念だけのいい話をしてくれる評論家タイプ!
②業績アップにこだわり、具体的な提案を行えるタイプ!(ここからが私はコンサルタントと呼んでいるが・・・)
③実際の『提案は言わない』が、具体的な提案まで導き出すタイプ!
ネットの世界は今5~7倍のスピードで進んでいる。
そのスピードに対応するには絶対に社員さん1人1人がコンサルタントにならなければ成らない。
ここで言うコンサルタントとは、『問題解決能力』の事を指す。
①問題を見つける
②問題の解決策を考える
③問題の解決に向けて行動する
その意味ではこれまで本物のコンサルティングとされていた提案をすると言うスタイルではすでに追いつかなくなってきている。
ただ、この話を聞いて絶対に勘違いして欲しくない事がある。
それは『提案言わない』と言う事と「概念ばかり言う評論家』を一緒にしないと言う事だ!
提案をあくまで言わないだけだ!
確実に提案を持っている状態で『言わない』と言う事だ!
その人が気づくまで辛抱強くヒントを与え続けると言う事だ!
具体的な行動レベルまでイメージできていなくては絶対に成果はもちろん行動すらできるはずが無い。
本日伝えたいこと:『やっぱり、いつまでたっても夜更かしって何かドキドキする』