コンサルタントの責任の取り方

2014.02.26

2014年2月25日

『責任』・・・・・

この言葉とであったのは確か、小学校5年生か6年生の時だった。

理科室の椅子のネジを緩めて人が座るとこけてしまうようにと・・・

いたずらを仕掛けた・・・

誰が座るか分からない・・・

結果的に1人の女の子が座り、見事にこけた!

いたずら大成功!

その瞬間一部の男子が笑ったと思った瞬間、担任の先生が引くほど怒っている。

担任:『これやったんは誰や!』

生徒A:『それ隆史朗君がやってたで!(速攻でチクられる・・・)』

担任:『あんた、こんな事してもしも、○○さんに何かあったら責任とれるんか?』

私:『・・・・・・・』

担任:『責任なんて取れるはずないやろ!こんな事、絶対にやったらあかん!』

私:『・・・・・・・』

 

私は何故ここまで怒られるのか全く理解できなかった・・・

後から聞かされた話では、その女の子は丁度その日が『大切な日』だったとの事。

女の子は『大切な日はデリケートだから体を非常に大切にしないといけない』と言う事を教わった。

 

それでやっと、『あぁ~~!やったらあかん事したんや』と分かった!

 

しかし、それでも分からない事が1つ残った!

『責任を取る』ってどう言う事なのだろう?

 

あの先生に怒られた時に私は『責任を取れれば』怒られなかったのだろうか?

では、あの時にどうすれば怒られなかったのか?

どの様に責任を取れば、許されたのか?

責任って?

 

その頃の私の知っている責任を使った言葉とは・・・

『責任を取る』 『この問題は○○さんの責任だ』 『責任を果たす』 『責任ある仕事』 『責任感がある』

 

上記の言葉を並べれば並べるだけ余計迷宮にはまって行き・・・

答えが出ないので考える事をやめ・・・

 

また、『責任』と言う言葉を耳にする度に、この迷宮が始まった・・・

色んな大人の人に聞いたが、バチッとした答えをくれる人は誰一人いなかった・・・

 

そして、コンサルタントに成って最近ようやく自分なりの納得の行く答えがでた。

 

責任を取る=『自分が関わった事象において、何かしらの損益が発生した際に自分がどこまでその損を償うのか?』

※もちろん、その比率に応じて、利益の発生時には利益を享受できる。(ハイリスクハイリターン)

 

 

ここから話を一気に変えたいと思う。

ここから私の圧倒的主観を元にしたコンサルタントの意識レベル別、責任についての捕らえ方!

 

①低レベルコンサルタント・・・『コンサルタントは責任がある。適当な気持ちでできない仕事だよ!』

適当なコンサルタントの人は軽々しく『責任がある』と言ってしまう・・・

 

②まともなコンサルタント・・・『コンサルタントに責任なんて取れないし、取ってはいけない!それを取れる何て言うのは無責任だ!』

業績を本気で上げると言う覚悟の元に立てば、上記の様な言葉が出てくるはずである。

どこまで行っても、実際に業績を上げるのは支援先の社長含めた社員さん!

もしも、責任がコンサルタントにある何て事を言った瞬間に支援先は動かなくなるだろう!

なぜなら、自分達に責任が無いのであれば自分達が動かなく業績が上がらなくても、自分達に責任(損)は発生しないのだから!

 

これを、実際に行っているのが成果報酬型のコンサルティングである。

しかし、これをやった時点でそれは代行でありコンサルティングと言う枠からは外れる。(一般的に現在はこれもコンサルティングと言われているが・・・)

そして、これはマクロの善の視点(ここでは、長期的視点と訳す)に立った時に、一時的に業績は上がっても本質的には、その支援先に何らメリットを与えていない。

従って、代行はコンサルティングとは区別しなければならない。

 

従って、上記の支援先自ら動いて業績を上げなければ成らないという視点に立った際には『コンサルタントに責任なんて取れないし、取ってはいけない!それを取れる何て言うのは無責任だ!』と言う発言が出てくる。

 

 

 

ここまでが、一般的な考え方である・・・

 

そして、ここからが私の考え・・・

 

コンサルタントには本当に責任は無いのか?(損をとる必要は無いのか?)

私は支援先に常日頃から『1つの事象に関わる全ての人間に責任は存在する』とお伝えさせて頂いている。

 

その言葉の通りであれば必ずコンサルタントにも責任は存在する。

ではどの様に責任を取るのか?

上記でも話したように金銭などの物質的な責任を取れるはずも無く・・・取ってはいけない。

そうすると出てくる答えは1つ。

『時間』と言う視点において責任をとる。

業績が上がるまで時間を使うのみである。

 

これが、現在私がたどり着いた『コンサルタントの責任の取り方』である。

 

しかし、この発想は金銭的に責任をとれない一般の社員さんにも言えるのではないだろうか!

 

【注意】

この様な事を話すと、若手のコンサルタントが自分が代行によって業績を上げた事が無いのに支援先に、概念だけを伝えて支援先の社員さんに実行させようとする者だ出てくる。

一言だけアドバイスするなら『調子に乗るな!』

自分が出来ない事を人に教える事が出来るはずがない。

従って、はじめは必ず代行から始めるのが鉄則!

 

そして、これも社長・幹部社員などの部下を持つ社員さんにも言える事。

 

その人が困っている時に適切なアドバイスができるはずがない。

考え方を教えてあげてヒントは与えられるだろう!

しかし、そのヒントで、その人が気づく事が出来なかった際に、具体的な指示を出せない。

結局成果を出す事が出来ない。

 

 

本日伝えたい事:『女の子は大切にしろってじっちゃんが行ってたぞ!って損悟空が言ってたぞ!(ドラゴンボール1巻の1話にて・・・)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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経営コンサルティング会社STRK(スターク)の代表を行いながら、本物のコンサルタントを目指す人が1人でも増える事を望みがじログを更新している。

我時朗(ガジロウ)
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