コンサルフィーの付け方

2014.02.06

2014年2月6日

先日いつでも質問してくださいと言う内容のブログを書いたら早速1つの質問が来た!

それは、これからコンサルタントを目指す方からの質問だ!

【質問内容】

コンサルフィーをどの様につければ良いですか?

自分に値付けするのが難しいのですが・・・!

どれだけ売上を上げられるか?でつけようかと思っております。

【回答】

貴方のおかげで上がった、粗利額×再現性です。

【解説】

コンサルフィーにおいて、2つだけ守らなければ成らない事がある。

①成果報酬は禁止

②労働時間からコンサルフィーを算出してはいけない

上記を行うのであればそれは、コンサルティングとは呼ばない。

 

①成果報酬は禁止

この理由は明快だ。

お互いに覚悟を失うから!

コンサルティングを受ける側は、『上手く行かなくても、損はない』と思い・・・

コンサルタント側も、『上手くいかなくても、損はさせない』と思う・・・

そして、両者の時間と言うコストを失う。

 

②労働時間からコンサルフィーを算出してはいけない

この発想は原価発想なため、その時点でコンサルタントを名乗る資格は無い。

※原価発想とは、原価がいくらなので粗利率を60%は欲しいから○○円下さい。と言う値段の付け方

それに対して、売価発想とは、お客様に○○○円分の価値を提供できるからその内○○円は頂こう。と言う値段の付け方

 

よく製作会社さんやシステム会社さんなどのサービス業の方は上記の様な考え方が多い。

しかし、それは業界全体が人件費を原価と考えており、競合の値段も同じ様な価格に成るために結果的に、お客さんの認識する売価も同じ様な金額になっているから問題なく営業が出来ている。

 

しかし、コンサルタントの価値は『どれだけ業績を上げるか?』 以上

従って、業績が上がるか不安がある場合はお金はもらえないと言う事になる。

 

ただ、調査は別だ。

その事業を行うに当たって市場や競合の調査を請け負う時は、調査結果は確実に均一にでるのでそれは、原価発想で問題ない。

そして、その後の提案内容は、粗利額×再現性で計算されなければならない。

 

時々、私は4時間で○○円です。というコンサルタントの方がいるがそれはコンサルタントではない。

成果に責任を負わないただのアドバイザーでしかない。

 

私も良く1日の打ち合わせは、どれくらい時間はかかるのですか?と質問されるが・・・

答えは・・・

『分かりません!』としか言いようが無い。

1時間で済む支援先もあれば、8時間かかる所もある。

 

結局、私とその会社の社長と社員さん全ての人間がこれで業績あがるな!と確信を得られれば、それで業績はあがるので、

その感覚になるまでどれだけ時間がかかるかは相手あっての問題であり即答できるはずは無い。

 

ただ、これはコンサルタントに限った話ではない。

小売店の商品の値付もしかり・・・

マッサージなどのサービス業の値付もしかり・・・

社員さんの給料もしかり・・・(厳密には給料×労働環境となるが・・・)

世の中の全ての値段はこの発想にて付けられなければ成らない。

 

本日伝えたい事:『だから再現性が認められるまでは、日本のバングラディッシュと呼ばれる給料なのだよ!』

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