2013年12月18日
結論から言うと商材ごとに
1つの小売店と複数の直販店によって構成されるだろう!
結論を説明する前にまず、インターネットにおける普遍的な法則についてお話しよう!
インターネットにおいて富を集めている企業の特徴とは全ての企業が『ユーザーの求めている情報に対して最適な情報を提供できている』と言う点である。
グーグルとは、キーワードにて調べ物をしている人に対して、最適な情報が掲載されているサイトを教えてあげる事により最適な情報を提供している。
楽天は、物が欲しい人に対して数多くの小売店からその人の最適の商品が見つかり易いようにしている。
しかし、さらに見つけ易いアマゾンと言うものが出現した瞬間に富はアマゾンに集まりつつあるのが現状。
フェイスブックやミクシィーは、自分の知人が現在どの様な事をしているのか?と言う情報を提供しているから人が集まっている。
そして、ここからが本題だ!
次にネットショップの大原則をお話しよう!
それは、そのユーザーにとって最もお得(最安値)な商品しか絶対に売れないと言う事。
まず、この事実を受け容れないとネットショップはもう続けられない。
ここで誤解して欲しくないのは、実際に最安値しか売れないと言う意味ではない。
実際にはビックキーワードにて上位表示されているサイトでは最安値でなくても物は売れている。
しかし、これはそのサイトにたどり着いたユーザーがネットにおける情報弱者が多いと言う事だ。
つまり、検索の方法が不慣れな人は、本当の最安値商品を見つけられずに自分の見つけた商品の中で最も安い商品を購入していると言う事だ。
そして、この大原則に沿って進めば、価格競争にの行く着く末は、確実に消費者に商品を提供する所は商流を上りメーカーになるだろう!
既に多くの商材においてメーカーの直販店の動きはでてきているがそれはその商材に限った事ではなく全ての商材へと波及する。
この様な事を言うと、リアル店舗にて既に力があるメーカーはそんな事は出来ないから全ての商材は言い過ぎだと言う人がいるかも知れないが
その様な商材ではネットだけに特化した新たなメーカーが出現してくる。現にいくつかの商材においては出現が認められている。
上記の原則によりネットの世界は直販店が主流になるのだが・・・・
しかし、小売店がなくなるわけではない。
小売店とは、様々なメーカーから商品を選び易くするために存在している。その役割さえ果たしていれば無くなる事はない。
そこで、モールには直販店が出店する事によりモールが大きな小売店になり、検索ボリュームの市場でも1社の小売店の存在は許されるだろう。
(検索ボリュームの市場とは、検索エンジンにていきなり『楽天』などと検索するのではなく商材名を検索してヒットした通販会社から物を購入する人たちの市場の事を指す。)
ここでは1社と言っているが現実は検索ボリュームの市場のシェア40~50%程度にあると思われる。
ただ、ここで重要なのはこの小売店はコミュニティーを持っていなければならないと言うことだ。
現在、商材名を検索すると楽天やアマゾンが検索結果に出てくる事がしばしば確認できると思うがただ単に物を並べているだけであればそのカテゴリーの検索ボリュームの市場もモールに取られてしまうだろう。
ここで始めにお話したインターネットの普遍的な法則を思い出して欲しい。
『ユーザーの求めている情報に対して最適な情報を提供できている』
つまり、その商材(カテゴリー)においてグーグルの検索結果よりも、より適切な情報を提供できるコミュニティーを作り、人を集めなければモールにお客を奪われてしまう。
フェイスブックのように、まず検索エンジンにおいて『フェイスブック』とコミュニティー名を検索される状態にしなければいけない。
ここまでの話がこれから約3~5年後のネットショップの世界になると思われる。実際に本気でネットショップを行われている人は大枠では理解して頂けるのではないだろうか。
そして、上記の世界をもっと生々しい言葉で表現するなら、インターネットの世界で小売店は儲からない!
と言う結論に至ってしまうのである。
4年前にこの事に気づき、認めたくなく様々な方法を模索したが・・・・
私は常々世の中には『受け容れる事のできる人と出来ない人の2種類が存在し、受け容れる事の出来た人だけがその受け容れた状態を打開すう策を得る』と様々な人に話してきた。
そして、このインターネットの世界で小売店は儲からないと言う事を受け入れそれでも儲かる方法はとこの2年間考えた末にたどり着いた1つの手段が以下の手段である。
メーカーになるために・・・
どの様な商品を作れば良いかをリサーチするためのネットショップと言う利用方法である。
そして、この利用方法は上記のシェア50%近くを獲得した企業だけに許される方法だ。
つまり、コミュニティーの形成に成功し検索ボリュームの市場の50%を獲得した企業だけが顧客の求める価値に気づく事が出来る。
モールに所属するメーカーは自社の商品内でしか、顧客の求める価値に気付けないのに対してネットショップに生き残る1つの小売店だけが様々なメーカーの商品からどの用品が売れるのか?その商品を顧客は何秒眺めているのか?眺めた人のうち何%が購入するのか?と言う実店舗では絶対に取得することの出来ない情報が手にはいる。
そして、この情報を手に入れた企業は次に『良い物』を作る権利を獲得する。
そして、実際に『良い物』の製造に成功した企業は次にインターネットの4倍以上の市場を狙う権利を得るのだ。
現在のEC化率は約5% 人により様々な意見はあれど、どこまで拡大してもEC化率は20~30%までだろう。そして、ここで大切な話は本当に20~30%にEC化率がなるのかではなく。どこまで行ってもリアルの市場には勝てないと言う事実である。
この様に各ステップにおいて成功した企業だけが次のステップに移ることが出来ると言うのが私の予想である。
本日伝えたい事:『あとコミュニティー活性化のステップの再現性が担保できれば一連の構想は再現性を有しつつ実行できるのだが・・・』