2013年11月30日
いきなり、全くもって余談ではあるが、私は従業員と言う言葉が大嫌いだ!
『従う人』と書く時点で人を見下している言葉の気がして・・・
従って私は『会社の人』つまり、『社員さん』と呼ばせてもらっている。
そんな余談を踏まえて本日の題名が『立ち上がれ!従業員さん!』
しかしながら残念ながら、世の中の90%以上は従業員さんと言わざるをえないだろう!
給料のためだけに言われた事を行い時間を費やしその対価にお金をもらう。
完全に『従う人』だ!
どうやら私は、非常に面倒くさい側の人間のようだ!
これは先日実際に行われた私と社員さんのやり取り。
私:『先月の決定事項の○○って終ってますか?』
店長:『私は終りました。他の人はどうか知りません。みんなどう?』
私:『・・・・・・』
私:『ちょっと、店長来て下さい。』
【別室にて】
私:『店長!今うちは現状取り扱っている商材においてはネット上では最も売っているのは間違いありません。しかし、確実にシェアは奪われていっています。そして、ネットの世界はリアル店舗の5倍のスピードで進んでいます!さらに、既にうちが取り扱っている商材はあと1年で誰が勝者か確定するでしょう。そうなった時に一番初めに潰れるのは2位のサイトです。つまり、もしも来年2位のサイトに1位を奪われると一番初めに戦場から退場するのはうちになると言う事は以前から伝えていましたよね。だから売上を上がる策は来年いないでやり切ると!そして、実質は今から半年の閑散期の下準備でほぼ決まります。』
店長:『2位が一番初めにつぶれるという認識は無かったですが、来年1年で売上を上げきるというのは確かに何度も佐藤さんは言ってましたね。』
私:『正直に言って現状うちには、店長が不在です。何ですか!あの私の分は終っているとは?それを管理するのが店長の仕事じゃないですか?』
店長:『・・・確かにそうですね。』
私:『これから半年が最も重要と言うのに不安でしかないですよ』
店長:『そうですね。確かに馴れ合いの仲良しクラブになっている感は否めないです。もっと私が厳しい事を言わなければ・・・ただ、言われなくてもやってくれよ!と言う気持ちも分かってください。お客さんが来た際に率先して接客しているのは私なんですよ!普通は、そんな事を店長にさせたら駄目じゃないですか!』
私:『じゃ、それを伝えれば良いんじゃないですか?』
店長:『そんな事まで私が言わなければならないかと思ってしまうんですけど・・・』
私:『だって、他の人は別に悪気はないでしょう!実際店長だって、現状店長業務を行っていなかったって言われるまでは、気付かなかったじゃないですか?私、店長がサボる人だ何てこれっぽっちも思ってないですよ!ただ、気付いていないだけだからこうして伝えているんじゃないですか!』
店長:『ただ、それくらい常識じゃないですか!』
私:『常識とは生まれてから現在までの経験でしかないですよ!オランダとかヨーロッパの一部では大麻吸って良いし、子どもの捨てて良い!他の人のこれまでの人生の経験の中に目上の人の雑務を率先して自分がする事により仕事が円滑に回るように心配りをした経験がないんでしょう!ならその様な行動を起こさないのは仕方ないじゃないですか!』
店長:『分かりました!それではこれからはもっと厳しく言っていきます。』
私:『いつから始めます!』
店長:『では今からみんなを呼んで話合います。』
私:『分かりました。それでは始めの切り出しは私がします。』
【他の2人のスタッフさん合流】
私:『来年1年間でシェアの40~50%はとり切るといつも言っていますよね。ただ、先月決定した事が出来てないですよね。』
【店長に行った2位が一番危険と言う話を行う】
私:『正直、皆さんには本気で売上を上げたいや本気で利益額を稼ぐというのが感じられないのですが!もっと自分達で考えて決めた事を実行に移すまでやりきらなければ・・・』
スタッフAさん:『じゃ、佐藤さんって何してくれるんですか?意味ないじゃないですか!いつも明確な答えを言ってくれないし、考えろ!考えろ!質問しても、質問返し!(怒)』
私:『皆さんが自分で考えて行動できて私が必要でなくなったら、私を切れば良いんですよ!』
私:『ただ、私が今年心がけていたのは売上を上げる根幹の所はめちゃめちゃ細かく指示していたはずですよ!新たな売場のラフやPPC広告など!私が皆さんに考えるようにお願いしていたのは実は売上へのインパクトが少ない所だったんですよ!』
店長:『ただ、1つ佐藤さんに分かって欲しいのは我々はサラリーマンと言う事ですよ!もしも、上(経営者)の気に入らない事を言ってしまうと簡単に首を切られてしまうと言う事ですよ!』
私:『どこからそんな心配が生まれるんですが・・・そんな人じゃないしゃにですか?』
店長:『それがそうでもないですよ!』
私:『本気で会社の事を思って提案してきて、例えそれが間違った提案でもそれでも必死に自分の提案こそが会社のためになると噛み付いてくるくらい会社を愛している人を、しゃぶり尽くすんじゃないかってくらい可愛がる経営者は数多くいますが、それをこいつ面倒だなって思う人に私は出会った事は無いですよ!』
私:『日本99%は中小零細企業です。その内、コンサルタントと言う良くわからん者をやとってまで勉強しようとする勉強熱心な人は2%です。従って、コンサルタントを雇っている経営者の人はその辺のシャッター商店街のおっちゃんよりかは確実に頭がいいと思うのですが、少なくてもコンサルを雇う経営者でそんな事を思う人は1人もいないと思いますよ!』
店長:『ん~~!でもね~~!』
私:『具体的に何か提案したけど、聞く耳を持ってもらえなかった事ってあるんですか?』
店長:『リアル店舗のお客様にこの店でこんな商品も売ってたんだって言われる事がしばしばあるんですよ!だから、看板を出したらどうだって提案したんですが、『費用がかかるからな~って言って』何回手案しても動いてくれない。』
私:『看板を出すのにいくらかかるんですか?』
店長:『知らないです。』
私:『なるほど!ではその商材のこの地域内の市場規模っていくらですか?』
店長:『・・・・』
私:『その商材って1歳の子どもしか使わないんですよね!じゃあ、商圏内の出生人数×50%くらいが購入するとして、その数に単価をかければ市場規模出ますよね。それに自社の売上からシェアが出てくれば、実際に認知が足りないのかどうか分かりますよね!』
店長:『それってフェルミ推定的な出し方で確実ではないですよね!』
私:『そうですね。ただ、看板出した方がいいって言うアイディアよりよっぽど説得力があると思いますよ!結局、説得仕切れてないだけじゃないですか?』
店長:『それって我々サラリーマンが行う事なのですか?我々のアイディアをそのように調べてるのは経営者の仕事じゃないのですか?』
私;『その仕事は経営者の仕事と言うのであれば是非、経営者になってください!我々はネットと言う5倍のスピードで進んでいる世界で戦っているんですよ!本当の経営者だけがその様なことをするより皆さんが行えば3倍のスピードで様々な意思決定をし、実行できますよね!』
店長:『そんなの・・・もし上手くいかなかった時は責任を取れないですよ!』
私:『精神的責任は感じても実際には責任は取らないですよね!』
店長:『ん~~!だからサラリーマンはそう言う苦労が無いから良いんじゃないのですか?』
私:『今はですよね!それが30年40年続くんですか?良いですか、今日本の人口は約1億3000万人で横ばいですが、実際にお金を使う15~65歳の人口は急激に減少しています。つまり、お金をみんなが使わなければ、市場は縮まる一方ですよね?しかし、人口は変わっていない!するとどうなるか!みんなのもらえる給料が減ってしまうんですよ!ただ、減っていくだけなら良いですがそれに耐えられる会社が潰れてしまったら?』
私:『全ての企業が日本だけで事業をしていたら業績が下がって当たり前!昨年対比100%で頑張ったね。何ですよ!これが現実です。』
私:『60歳くらいのおばあちゃんが夜中の工事の道路整備をしているのを見た事があるのですが、どっちが楽ですかね!どっちが幸せですかね?』
スタッフAさん:『幸せは人それどれ違うでしょう!』
私:『そうですね。もしかしたらそのおばあちゃんにとってそれが楽しくて仕方ないのかもしれないですもんね。ただ、私は皆さんに選択肢を常に持っていただきたい。60歳で肉体労働をするしか選択しが無かったという状況になって欲しくない。』
私:『自分で自由に選べると言う状態を自由と言うと思うんですが、その自由を手にするには絶対に力を必要なんですよ!不自由だと嘆いているのは=自分には力が無いという事に嘆いているんだと思うんですよね。』
私:『みなさんは囚人じゃないので、自由に生きて欲しいです。そして、その力を得るには皆さん言葉を借りるのであれば、経営者になって欲しいです。少なくても日本で会社に所属して死ぬまで生きていくのであればですけどね。仮に宝くじを当ててプノンペンなどに移住する事が決定していないのであればですけどね。』
店長:『他の会社の人もそんな事考えているのですか?』
私:『そんな事考えている訳無いじゃないですか!』
私:『先ほども言いましたが日本の99%が中小企業で、その内コンサルタントを雇うのが2%!つまり私が日頃接しているのはそんな頭の良い会社の人たちですがその中で経営者感を持っている人は1割もいないですよ!つまり、極端な話2%の10%なので0.2%くらいですよ。もちろん、コンサルタントを雇わなくても賢い人はいるのでそのままこの数字が当てはまらないですが、そんなに大きくずれないと思いますよ!つまり、世の中の99.8%はそんな事考えていないですよ!』
私:『私にはその99.8%全ての人の気付かせてあげる事は出来ないけどせめて自分が関わっている人には是非、気付いて欲しいし、自由になって欲しいし、自分の思う幸せの形を手に入れて欲しいんですよ!』
本日伝えたい事:『私と関わる人は大変だ・・・!』