摩擦の見えない役割

2013.11.13

2013年11月13日

物を動かす事に際して、人間と摩擦との戦いは長くから続いている。

ベアリングの発明により物流が活発化され多くの文明の発展に寄与した例や

空気抵抗との戦いとして有名なのが、特急電車だろう。特急電車のエンジンとしての機能だけを考えると十分に新幹線のぞみ同等の速度を出せるらしい・・・しかし、それをあえて出さないのは空気抵抗による騒音問題が解決できなかったから。そして、先頭部分を鋭利に加工させた、のぞみが誕生したのだ。

その他にも人間はいかに摩擦を無くすかを常に考えてきた。

そして、日本人においてはその傾向は人間関係にも漏れることなく当てはまっている。

いかに、働き易い組織を作るか・・・風通しの良い社風・・・

 

ここで全く別の話をしたい。

先日、雨上がりの道を歩いている時にアルミの鉄格子の上を歩いてしまい足を滑らせてしまった。

幸いこけたりはせずに、私の足が空回りし、一切前には進まなかっただけだった。

 

この瞬間私はある事に気が付いた・・・

 

摩擦が無いと加速はしないと言う事に・・・

そう考えると『ベアリングを有した車』だろうが『のぞみ』だろうがいくら摩擦が少ないと言っても地面や線路とはガッツリと摩擦を起こしている。

 

甲子園の常連校の練習を見れば、チームの選手同士で、ふざけたプレーをした者には罵声が飛び交っている。

 

凄い勢いで進み続けている組織には、加速用に摩擦が存在するようだ。

真剣に上を目指すがゆえに、ぶつかる事は当たり前だ。

逆の言い方をすれば、真剣じゃなければぶつからないだろうし、従って摩擦も生まれないだろう!

 

本日伝えたい事:『真剣だからこそ、おもしろい!』

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