2013年10月4日
先ほどコンビニに行くと、イタリアンか何かのシェフの風貌をしたイケメン(推定:36歳)がコンビニに入ってくるなりタバコを購入していた。
それを見た瞬間に、『こいつ終ってるなぁ』と思いながら私はそのコンビニを後にした。
その理由は『美味しんぼ』においてタバコを吸っている料理人をフルボッコしている海原 雄山先生を見て、幼心に本当にやってはいけない事なんだなぁ~と思った記憶があるからだ。
しかし、その直後なぜか、そのタバコを購入している料理人を否定する事を根本から疑う事をしてみようと言う衝動に駆られた。
そもそも、なぜ料理人がタバコを吸ってはいけないのか?本当にいけないのか?
『将太の寿司』などを見ていると、どうやら料理とは腕とかはどうでも良いらしい、そんな物は後から付いてくる。それより一番大切なのは、『舌』の様だ。お客様が美味しいという味を知っているか?またその味を再現するために『どの食材の』『どの部分の』『どの様な調理方法時にでてくる味』の掛け算をしなければならないのかを知っているか?と言う所に尽きるだろう!
従って、タバコを吸って味が分からなくなった人が美味しいものを作れるはずがないから・・・フルボッコされたのだろう!
ここで話はかわる。私が中学校の時に世界の美食家100人が選んだ料理ランキングにおいて和食が44位だった。
そもそも、世界にそんなに料理があるのかと言うくらいの順位の低さに驚愕した事を今でも鮮明に覚えている。
そして、和食が44位の理由としては、『和食とは、ただ食材を切ったり、焼いたりしているだけで料理ではないから』との事。
しかし、この意見に対して『将太の寿司』を当時から呼んでいた私としては既に異論はあった。その食材を選ぶ所に全精力をかけている事を知っていたから。
また、ここで話はかわる!
ある料亭からの依頼でおせち料理を売るためのプロジェクトを行った時に勉強した事だが・・・
日本の水は軟水らしい。国土が狭く山が険しいので急流が多く。岩にぶつかった水はやわらかくなっているそうだ。それに対して大陸の水は硬水らしい。大陸の壮大な運河でゆっくり運ばれる水は硬いままなのだ!
そして、軟水を日頃飲んでいる人は味覚が敏感らしい!
結局何が言いたいか!
大陸の人に日本の『食材を活かす料理』が理解されなかったのは仕方が無い話なのかもしれない。※最近では『和食』の評価は非常に上がっていると聞くが!
食べる人が美味しいと思う物の方が評価が高くなるのは当たり前
そもそも、『美味しい』という『センスが良い』並みの抽象的な言葉を取り扱う際は必ず、定義を付け加えないといけない。『○○にとって、美味しい』などの様に。
従って、本日いきなり全否定してしまったシェフも・・・もしかすると提供している料理がタバコ愛好家の人達に提供しているのであれば、むしろタバコを吸わずに料理を作って美味しい料理が作れるはずが無い。つまり、非常に全うな料理人なのかも知れない。
本日伝えたい事:『自分の考えを取りあえず疑ってみる楽しみ方』