2013年9月5日
新入社員はほぼ漏れなく自分のレベルで仕事をする。
『これくらいで良いだろう!』と言う具合に!
そして、それくらいでは全然良くない事を教えてあげる。
すると次のステップとしては、先輩の顔色を伺いながら仕事をする。
『この資料を作ったらあの先輩なら何て言うだろう!』と言う具合に!
ここまで出来れば社会人としては十分優秀なのかも知れない!
しかし、我々が目指さなければ成らないレベルはそんな所ではない。
そんな低い所を目指している奴がコンサルタントを名乗るのは、もちろん目指し事自体・・・・
そして、次のレベルは支援先(クライント)の社長の顔色を伺う!
ここまでくれば世間一般ではコンサルタントとして名乗っている人が多い。がしかし・・・
ここに大きな境目があると思う。
一般的に言われているコンサルタントとして必要なスタンスとは・・・
①社長がしたくない事は上手くいかないのでやってはいけない
②社長の行いたいことが実現性が低くてもそれを実現するにはどうするか考えるのがコンサルタントだ!
③会社の99.9%は社長で決まる。その社長の性格をふまえて提案しなければならない。
一つ一つは、正しい一面がある言葉ばかり、ただ勘違いしてはいけないのはこれが全てに当てはまる答えでは無いと言う事。
分かりにくいので自分が言いたい事だけ伝えよう!
要するに、社長は会社の1部でしかないと言う事。その割合が99.9%だと言う事。従って我々が見なければいけないのはあくまでその会社!
『その会社にとって何をするのが良いか!』
それを判断する鍵のほとんどを社長が握っていると言うだけの事!
そして、社長のやりたい事を叶えるのがコンサルタントの仕事じゃない!
一致する事が多いがあくまで、『その会社にとって何をするのが良いか!』(ひつこいが・・・)
社長がやりたい事のせいで会社が危険にさらされては絶対にいけない。
コンサルタントの1番の仕事は会社を潰さない事。
そのために業績を上げる。現状維持はそのまま、衰退に繋がるから!
つまり、業績を上げられないコンサルタントは存在してはならない。
しかし、業績をあげればそれで良いか?と言うとそうでもない。
その会社にとって一番良い業績の上げ方を考えなければならない。一概に昨年対比120%を実現したコンサルタントと150%を実現したコンサルタントどちらが良いコンサルタントかは言い切れない。
もちろん、普通の社長であれば、150%を実現したコンサルタントの方を評価するだろう!
しかし、その企業の10年後30年後においてどうか?と言う視点が1番大切であり、従って極論的には社長の評価などどうでも良い!
30年後にその会社からどの様な評価を受けるかだけを考えているれば良い。
社長のやりたい事や社長の評価が絶対に正しいはずがない。
自分の事が一番分からないのだから!(私もその例外ではない)
だからこそ我々コンサルタントの存在が認められているのだから!
社長の顔色を伺いながら仕事をしてれば、契約期間は伸びるのでコンサルティングフィーはいっぱいもらえるかも知れない。
しかし、この様な考え方の時点でコンサルタントを辞める事をお勧めする。
あくまで、コンサルタントとは、他人の喜び(業績アップ)を自分の喜びとして、全力を尽くせる人でなければならない。
従って、自分のフィーのために仕事をする時点で、他人の喜び(業績アップ)を自分の喜びと出来きれないと思う。
だからこそ、新入社員で『僕も早く稼ぎたいんです』って話してくる人、全員に・・・・
『うん!お前は、世の中のためにコンサルタントを辞めた方が良いね』って冗談交じりに笑いながら、内心本気で言っている。
しかし、この感情は至極当然だと思う。うちの会社に入ろうとしている時点で人より圧倒的に上昇志向の強い人ばかり!だから仕方が無い。
ただ、その考えを3年働いた後も持っているのであればリアルに『世の中のためにコンサルタントを辞めた方が良い』
などと、私の目指すコンサルタントについて暑苦しく話してしまったが・・・これはコンサルタントだから必要な事では決してないと思う。
仕事において高見を目指す者全てに当てはまるのではないだろうか!
どこを見て仕事をするか?もう一度自分がどこを見て働くのか考えて欲しい。
自分の給料を稼ぐため?上司の機嫌を取るため?奥さんの機嫌をとるため?・・・・
自分の会社を日本一の会社にするため?
自分がその業界の何かの分野で第一人者と呼ばれ、業界史に名前を残すため?
本日伝えたい事:『一気に涼しくなったので、そろそろこの暑苦しいテーマを話しても良いかと思いまして!』