2013年6月28日
昨日、日本人で初めてレアル・マドリードのユースチームの指導者に成られた青木さんと言う方にヒアリングをさせてもらった。
この青木さんは、16年前にスペインにサッカー留学されたのちに、自分がサッカー留学をサポートする仕事に付かれた。
そして、地元のサッカークラブであるレアル・マドリードと交流をしているうちに、ユースチームの指導者にまでなられた方だ。
その方は非常に多くの面白い話をして下さったのだが本日はその中から1つをご紹介しよう。
それは、日本サッカーとスペインサッカーの選手の育て方の違いについてだ。
日本でのサッカーの目標は18歳までに設定されてサッカー教育がされている。
その時点でプロになれるかどうかが決まるからだ!
従って、小学校からかなりの英才教育を受けているため、日本人の小学生とスペイン人の小学生では技術的な面では圧倒的に日本人の方が上だそうだ!
しかし、スペインでのサッカーの目標は23歳に設定されている。従って、技術的な事は18歳近くまであまり教えないそうだ!
そして、青木さんの目から見ると、18歳まで何も教えてもらってない人は自分で考える癖ができているので、技術を教えてもらってからの伸びがかなり大きいそうだ!
逆に日本人は18歳からの伸びがあまりないとの事。
ここで話は変わるが、その日の夜ご飯を飲食店で食べていると、その店の常連と思われる女性が店長と算数の話で盛り上がっていた。そして、いきなり私に、ちょっと算数について質問していいですか?と尋ねられた。
私は一瞬、私の様な見た目の男に算数を聞く時点でこの人センスないなと思いつつも(笑)質問を聞いた。
すると時速90キロとは1秒にどれくらい進むのですか?と言う質問だった。
そこで私は多分25メートルじゃないですかと答えておいた。
そして、なぜこの女性がそんな話をしていたのか聞くと、どうやら高校の英語の先生らしいのだが最近、自分の高校の中で小学校のレベルの問題が出来ない人を集めて特別教室をひらき学年の先生全員で面倒を見ているらしい。しかし、この人もが算数が全然出来ず、公式を組み立てられないので悩んでいるとの事。
高校の先生もそんな悩みがあるんだと驚きながら・・・
そもそも、公式って必要か?と言う疑問が浮かんだ?
仕事柄エクセルにさまざまな数式を入れて数字だらけの数値計画などを作るがその中の1つずつの式は全て『ー』『+』『×』『÷』の4種類しか存在しない。
公式とはこの様な途中の計算を省くための道具に過ぎず、そんなものを覚えるからこそ、考える事をしなくなっているのではないだろうか?
本日伝えたい事『公式を知らない事をいかに正当化するかに明け暮れる日々(バシッ!!)』