2013年6月20日
第3章『業績を上げる社員の作り方』
4節: 夢の持ち方
【幸せは未来には無い】
『夢』や『自分の幸せ』が無い方などがいた際には、今一度『夢』や『自分の幸せ』について考えてもらうのだが、この際に一番犯し易いあやまちは、いきなり『自分がどの様な未来になっていたいか?』などを考えてしまうケースである。
いきなり、その答えが出る人は恐らく既に『夢』や『自分の幸せ』をおぼろげながらも見えている人だと思う。しかし、この様な人はかなり少数派だろう。
ほとんどの人は、いきなり『自分がどの様な未来になっていたいか?』などと考え出すと『ん~~~ん・・・』と考え込んで答えがでないのではないだろうか!
私はそう言う人にいつも言うのが、『未来に未来は無いと思いますよ!』と言う。
どう言う意味かと言うと、これまでの人生の経験の中にしか未来は存在しないと言う事。
人生の経験から、『何をすれば気持ち良いか?』『何をされれば幸せか?』などの感情は生まれる。従って、自分の過去を振り返り自分はどの様な時に、『楽しい気持ち』や『うれしい気持ち』になったのかを再度おさらいする必要がある。
そして、人が取る全ての行動とは、上記のことから分かった『自分の何らかの感情を満たす』ために無意識のうちに選択・実行された事だと思う。
ここまで自分の事を分かって始めて、未来のことを考える事ができると思う。
『自分が満たされるには、何をすれば良いか?』と言うことである。
この様な考え方を行えば、今働いている会社は必ず、その人を幸せにできると言う事に気づく。(気づいて欲しい・・・)
なぜなら、人が取る全ての行動とは『自分の何らかの感情を満たす』ために無意識のうちに選択・実行された事だからだ。
今の会社は、そんなに考えた訳ではなく、ただ給料をもらうためにだけ入った会社だと思っている方ですら、その他の何千・何万と言う職業の中からその職業を選んだのだから・・・
言葉を変えれば、その他の職業を選択肢から排除したのだから!
そして、その職業の中でアクセスや給料面でその会社を決めたかも知れないが・・・一番大切な絶対に幸せになれない職業ではないと言う事である。
ここまで自分の職業と人生との関係性が分かれば、あとはその会社の業績が上がれば自分にとって本当の意味でメリットがある事が自覚できるし、この状態で初めて人は、責任感からの義務的な行動ではなく、本当の意味で自分から動く事ができるのではないだろうか?
次は『営業マンの親友の成り方』についてお話いたします。
本日伝えたい事『今の幸せに気づける人が幸せもの!』