業績を上げる社員の作り方42 【スケジュールの組み方】

2013.05.31

2013年5月31日

第3章『業績を上げる社員の作り方』

  3節:私が行った具体的行動。

    【スケジュールの組み方を伝える】

以前にも話した事があるが、ある社長からこんな事を言われた『コンサルタントとして何か提案しても、それを何もやってくれない所とかないのですか?』

その質問に対して私は『ほとんどの所がやってくれないですよ(笑)』と答えた。

しかし、これが現実問題だ!

ただ、厳密に言うとそれは私の提案の仕方に問題があるとも言える。

それは、必ず初めはバクッとした提案しかしないからだ!

バクッとした提案をされても何をして良いか分からないのは当然である。

そして、私は1ヶ月後になぜ何も進んでいないのかを質問する。

すると『どうすれば良いか分からなかったので・・・』と言う答えが返ってくる。

そこで、私は『では、なぜ質問してこなかったのか?』と自分の説明不足を棚に上げて質問をする。

ここで重要なのは、『あぁ~、この人がいれば勝手に上手く行く訳でなく自分たちで動かなければいけないんだ!』と言う事を認識してもらう。

我々コンサルトはあくまで業績を上げられない。

業績はその会社の人がどれだけ動いたかの結果に過ぎない。

ただ、コンサルタントが行く企業の業績が上がらなければ、そのコンサルタントの存在価値は0である。

この、良く分からないバランスを取るための初めのステップが上記の様に役割を明確にすると言う事である。

まぁ、これはコンサルタントだけではなく家業ではなく企業の社長でも同じ事が言えるのではないだろうか?

では、このステップを行えば私の提案は進みだすのか?

『否』

それでも、まだ動かないので更に細かい提案を行う。そして、最終的に動くようになるのは会社によっても異なるが、秒単位の提案になる事もしばしば存在する。

秒単位の提案とは、全ての作業を秒単位で計測して、そこから『誰が』『何を』『いつまでに行うのか』と言う提案をする。

この提案を行う際のこのスケジュールの立て方がほとんどの企業では甘いので進捗がずれてしまう。

初めて行う事だと適当な期限を設けてしまうからだ。

しかし、仮に初めての仕事でも、始めの5分10分行いどれくらい進むかを見てからスケジュールを組めばそこまで大幅にズレる事はない。

この様にスケジュールの組み方からお伝えするのである。

このスケジュールの組み方を行えば、徐々に提案は進みだす。

しかし、まだこれだけでは予定通りの進捗は望めない・・・

確実に進捗は遅れる。

次に出てくる問題は、『急に○○が起こりまして・・・』と言うアクシデントである。

つまり、アクシデントを考慮したスケジュールでないと言う事である。

上記の様な場合は一見仕方が無い様に見えるが・・・

これも本来はかなりの確率で避けられるはずである。

絶対にアクシデントが起こらない時間帯や人に作業の時間を割り当てておくなどの工夫で容易に避けられる。

具体例を挙げるのであれば・・・

《出荷が通常より多くて進まなかった場合》

出荷業務を行う時間帯を作業時間として計算に入れず、出荷業務の存在しない夕方移行に時間を確保すれば良い!

ここまでくれば、やっと安定的に提案が進みだし業績は上がりだす。

しかし、このレベルに初めから到達している企業もあれば、このレベルまで1年かかる所もあれば、2年かかる所もある。

これが現実である。

本日伝えたい事『自分が結構細かい奴と言う事に気づく・・・』

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