2013年5月9日
第2章『業績を上げる社員の共通点』
4節:その4、夢の通過点に業績アップが存在する。
【今の給料の金額は重要か?】
世の中の人は、特に日本人は本当に良く働くと思う。
みんな頑張っている。
従って、頑張って業績を上げようとしては決していけない。
いかに楽をしてでも業績を上げられるようにするか?これが一番重要だ!
だから、我々コンサルタントはその最も簡単な方法を教えてあげなくてはならない。
これは、私が最も尊敬するコンサルタントに1人である箕浦さんから教えてもらった言葉。
本当にその通りだと思う。苦労すると言う事は、つまり、それは世の中が求めていないと言う事を教えてくれているのだ。それを無視して精神論でもっと頑張れと言った所で社員が不幸になるだけ・・・
しかしながら・・・(今から私は全く逆の事を言うが根本的な考えは上記の考えである事をご理解願いたい。)
その、最も楽に業績を上げられる方法が、一般の人が考えているよりも、努力のいる方法の可能性が大いに存在する。と言うより、もっとはっきり言えば、私の知っている業績の上げ方は、現状の仕事量が多くなる物ばかりだ。
もちろん、まず初めに既存の業務を効率よくしてからその余った時間で+アルファーの業務を行ってもらう。
しかし、それでは他の企業努力に追いつかない事が多々ある。先行者利益を享受している企業ならまだしも、自社より強い企業を追いかけている企業にとっては尚更だ!
そして、元々のスケジュール通り物事が進んでいない時、私はいつも『なぜ、スケジュール通りに言っていないのですか?』と聞く。
すると、ほとんどの企業で『時間が無くて』と言う言葉を耳にする?
しかし、この『時間が無くて』と言うのは『既存の仕事時間の範囲ないでは!』と言う意味合いである。
そんな事、当たり前に決まっている。逆に時間があればこれまでサボっていたのか?と言う話になるからだ!
あえて繰り返すが、日本人は本当に良く働いている。サボっている人などほとんどいない。
従って、既存の仕事時間では時間が無いのは当たり前だ。
そして、効率化しても時間が足りない時は多く働かなければならない。
そんな事、みな言われなくても誰でも分かっている・・・しかし、社員さんから出る言葉は・・・
『給料が増える訳でも無いのに、そこまでは出来ない』ここまで露骨な表現をする人は稀だが・・・要するにこれが本音だ!
そして、その空気を感じた時に私が話すのは・・・
『今の給料の額って重要ですか?更にいっぱい働いても減るわけじゃないのに・・・?』
この様な事を話すと良く言われるのは・・・
『そりゃ、佐藤さんはいっぱい貰っているかもしれないからそんな悠長な事が言えるんですよ』と突っ込まれる。
そこで、私の給料を時給換算して教えてあげる。
今までに、この時給の低さで内職の人を除いた日本の労働者に負けた事がない。
誤解を招きそうなので、注釈をしておこう。船井総研の仕事とはどこまでが仕事でどこまでがプライベートかと言う区切りが付けにくい部分が多いので基本的に残業と言う概念が存在せず、1日8時間×22日以上働いたとしても、それは自己研鑽と言うすばらしい言葉を使うため残業と言う扱いは受けない。
そして、この自己研鑽の時間を働いたとカウントした際の時給額の話しをしている。
従って、決して給料自体は安くは無いのだが、私が勝手に安くしているだけなのである。
しかし、この話しをすると大抵の人は黙る。
そして、そこから社員さんの夢を1人ずつ聞き出すのだ!
本日伝えたい事『誰が日本のバングラディッシュや!』