2013年5月6日
第2章『業績を上げる社員の共通点』
3節:その3、言われる前に動いている。
【社員さんのレベル】
この様な言葉は本来不適切でるのは重々承知しているが、やはりそれぞれの企業ごとに社員さんのレベルは異なる。そして、社長からすれば自社の社員、社員さんであれば自分のレベルが世間一般的から見てどれくらいのなのかは知る必要があると思う。
例えば、電話の対応1つにも社員の躾のレベル感は出てしまう。
《初級レベルの社員さんの電話対応例》
私:『船井総研の佐藤と申しますが○○さん居られますか?』
社員さん:『○○は只今、外に出ております。』
私:『本日の帰社予定はありませんか?もしくは、次回の出社日などは分かりますか?』
社員さん:『分からないですね!』
私:『そうですか。それでは、○○についてお電話をした事をお伝えしていただけますか?』
社員さん:『・・・また、電話して直接お話してもらえますか!』
私:『・・・・分かりました。』
上記の様な対応があり得るのかと感じる人もいるかもしれないが、従業員5人前後の会社であれば、上記の様なやり取りが比較的ありえる話である。
《中級レベルの社員さんの電話対応例》
私:『船井総研の佐藤と申しますが○○さん居られますか?』
社員さん:『○○は只今、外に出ておりますがお急ぎでしたら折り返すようにお伝えいたしますので、よろしければご連絡先を教えてください。』
中級レベルの方の対応になるとお気づきだろうが、やり取りが非常にシンプルにまとめられているので会話の数も初級レベルと比べ物にならないくらい少なく効率的である。しかし、十分相手の『○○さんと連絡が取りたい』と言う要望には応えている。
《上級レベルの社員さんの電話対応例》
私:『船井総研の佐藤と申しますが○○さん居られますか?』
社員さん:『少しお待ち下さい。・・・・・○○ですが現在外出しております。失礼ですがどの様なご用件でしたでしょうか?』
私:『実は、○×□△についてお聞きしたくてお電話した次第です。』
社員さん:『○×□△について、でしたら○○以外に現在社内に話が分かるものが居ない為、○○から折り返すようにお伝えいたしますので、よろしければご連絡先を教えてください。』
上級レベルになるとその場で、相手の要望を完結させようと動いてくれる。
上記の社員のレベル感の違いはあくまで躾面おいてのレベルである。正直、中級の社員さんに出会うとその日は1日気分が良い物だ。それくらい、中級レベルの社員さんと言う者自体が貴重な存在と言う事である。
ではここで話しをやっと本題に戻したい。
業績を上げる社員と言う視点においてのレベル感と言うのはどの様な物が存在するのだろうか?
以下にその種類を書き出したのでご確認頂こう。
《業績を上げる社員のレベル》
『言われた事が出来ない』
『言われた事しかできない』
『言われる前に動いている』
これから、上記の各レベルの社員さんの行動について説明しよう。
次は、『言われた事が出来ない』についてお話いたします。
本日伝えたい事『天敵は、話しを聞かない秘書!!』