2013年4月27日
第2章『業績を上げる社員の共通点』
1節:その1、良く働く。
【長時間働く】
長く働いている人は偉いのか?
私はそうは思わない。
長くダラダラ働いても何も偉くは無い。
しかし、若くして上からの指示が無くても自分で業績を上げられている人は全員長く働いている。
要するに質の高い仕事の時間を多く行った人だけが若くして自分の力だけで業績を上げられる社員になると言う当たり前過ぎる結論になるのだが・・・
では、『量』と『質』であれば、先に『長い時間働ける様に成った方が良いのか?』それとも『質の高い仕事を行える様に成った方が良いのか?』
これは、私の個人的な意見だが・・・絶対的に先に『長い時間働ける様に成った方が良い』と思う。
以前、私はスポーツ栄養士の方にヒアリングをする機会があった。
経営コンサルタントがスポーツ栄養士の方にヒアリングをして一体どうするのだろう?と言う疑問を抱いた方もいるかも知れないが最終的に企業の業績を上げるために必要であれば、どの様な事でも行うのでかなり業務の幅は広い。
そして、そのスポーツ栄養士の方がヒアリングの際に『強い選手を作るにはどうすれば良いですか?』と言う問いに以下の様に答えてくれた。
『とにかく、お米を食べる事から始める以外に方法は無いですね』と仰っていた。
要するに、どんなに栄養バランスの良い食事をとっても必要な栄養摂取量の30%しか摂取できない胃袋であれば話にならないからである。従って、最低限でも高校球児であれば、朝ご飯を2合・昼ご飯を2合・夜ご飯を3合食べられて初めて栄養バランスを考えるステージに立てるのである。
これは、企業にとっても一緒同じだと思う。
もしも、安売りをして大きくなっている所を『あそこは、頭を使わずにただ安く売っているだけだ!きっと利益何て残ってないよ!あんな所で働いている社員は可愛そうだ。うちはあんな業績の上げ方は絶対にしたくない』と馬鹿にして自分の会社は業績が伸び悩んでいる会社があったとすれば私は以下の様にお話するだろう。
『利益率や利益額の話は売上を上げてから初めて考える権利が得られると思いますよ』
どんなに質の高い仕事をしてもその量が少なければ成長するのは厳しいと思う。
そして、逆に長い時間働いている人は、その働いている質に応じて成長のスピードは違えども遅かれ早かれ絶対に成長すると思う。
根性論に聞こえるかも知れないが結局そんなものだと思う。
質の定義を行っていなかったのでかなりボヤケタ話になっているが、仕事の質を生産性
と言う尺度にて測るとすると、非常に生産性の高い仕事を行っている人が長時間働けばもっと早く成長する事を想像するのは容易である。
と言う事で仕事が出来るように成りたければ・・・
『長く働けば良い』と言う事だ。
次は『頭を使って働く』についてお話しいたします。
本日伝えたい事『長く働いている人は偉くなる可能性を秘めている人』