2013年4月21日
第1章『昨年対比1250%の業績の上げ方~概念編~』
3節:その3、遠くを見据えている。どれくらい?
【3~5年後のために人を雇う】
現在、非常に業績が良い所は余剰人員を抱えている所が多い気がする。
しかし、あくまで戦略的に余剰人員を作り出している所と言う意味である。
百貨店の様に客数が減ったので余剰人員が出来てしまったと言う所とは区別して頂きたい。
私が支援している売上の昨年対比1,000%を超える2社ともが、元々ネットショップの立上時は1~2人で十分始められるのにも関わらず、この2社は4人と3人で運営している。しかも全て正社員である。
この4人の人員でネットショップを運営している企業の社長にはもちろん『2人でも十分運営できますよ』と言う事は伝えている。
しかし、この社長は『これからWEBのスキルは必ず必要なので今後の事を考えて余剰でも良いので学ばせたいのです』と言って4人の新たな正社員を雇用した。
もちろん、人が多いと言う事はそれだけ損益分岐点が遠くになる。
新規事業は短月の黒字になるまでが非常に精神的に厳しい。
それでも先を見据えて、正社員を余剰で抱えている所は言葉を変えれば人にそれだけ投資していると言う言い方も出来ると思う。
しかし、この様な話を聞いても恐らく多くの会社の社長さんは『そんな余剰で人を雇えるだけのゆとりがあればうちもやっているよ!』と言う声が聞こえなくは無い・・・
もちろん、その考え方が普通の考え方だと思うと同時に、普通の考え方で今の時代を乗り切れるのだろうか?
私が尊敬する経営者の1人にこんな方がいる・・・
社長:『今月Aを行い来月にはBを行いその次はCを行えば、必ず3月にはうちの会社は資金ショートで倒産してしまう。』
上記の様に言いながら、A~Cの施策を着実に実行していく社長が世の中には存在する。
そして、この社長は自ら倒産に突き進みながら、同時に資金調達に走り、幸いにもこの社長は資金調達に成功した。現在は、これまでの先行投資が活きていくる、一番楽しい時期を向かえている所だろ。
私はよく出会った社長さんに『社長として一番難しいのは何ですか?』と言う質問をする。すると、ほとんどの社長は口をそろえて、『資金ぶり』と答える。
もちろん、力相応の策でなければ絶対に上手く行かない。上記の様な無茶な経営はこの社長だからできている事であり、これを全ての企業の社長に勧める事は決してしない。
話は変わるが、この社長は、最近、駅前の新築マンションを購入した。それは、資金ぶりのために・・・
つまり、資金ぶりが本当に危なくなれば、マンションを売って資金を作ろうとしたのである。その為に、販売時の価値が下がらない様に駅前の新築のマンションを購入したのである。
昔、ある別の社長が『会社って赤字では絶対に倒産しないんだよね。会社が倒産するのは社長が諦めた時だと思うんだ』と仰っていた。
つまり、この新築のマンションを買った社長の会社は上記の理論に照らし合わせれば絶対に倒産しないと言う事である。
この節を通して一番伝えたい事は、『どれだけ背伸びしてでも時間やお金をかけて投資ができるか?』と言う事である。背伸びをし過ぎてはいけないが、背伸び無しには企業は伸びないだろう!
次は『業績を上げる社員の共通点』やっと本題に入れる・・・
本日伝えたい事『そろそろ、寝たい・・・』