2013年4月21日
第1章『昨年対比1250%の業績の上げ方~概念編~』
3節:その3、遠くを見据えている。どれくらい?
【3~5年後のために時間を使う】
先ほど、今の時代は、3~5年先を見て動くのが良いと思うと言う話をしたが、実際業績が上がっている所はどの様な事をしているのか?
ネットショップの業界で言えば、3~5年後には確実に製造小売のネットショップしか生き残れないだろう。
ネットショップにおいて、商材ごとに1番店~3番店クラスのレベルの企業はほとんど上記の流れを感じているはずである。しかし、これらの企業の中には、これまで長年小売業しかしていなかった企業も存在する。
小売業とは、つまり、物を仕入れて販売していた企業の事。逆に言えば、これまで物を造った事のない企業の事。その様な企業が3~5年後に物を造る企業にならなければならないと言う事である。
それは、並大抵の変化ではない。しかし、ネットショップの業界はそれしか生き残る方法がない。
そこで、この事の気づいている企業は今からメーカーになる準備をしている。
どの様な準備か?それは『価格分の価値』の把握である。
物とは、価格が『安ければ売れる訳でもなければ』『高ければ売れない訳でもない』その価格に価値が見合っていれば売れる。
例えば、『100円の1回履けば必ず破れる靴下』と『1,000円だけど、100回履いても破れない靴下』のどっちが売れるか?と言う話である。
答えは、『人による』と言う事!
普通に考えれば1,000円の靴下の方が1回あたりの価格は10円で履けるのでこちらを買う人の方が多いだろう。
しかし、出張先で靴下が破れている事に気づいた営業マン・・・しかし、これから重要な取引先と靴を脱ぐ料亭でご飯を食べなければ成らない・・・しかし、銀行でお金を下ろし忘れており手持ちの現金は600円しかない。
この様な究極の状況に追いやられている営業マンからすれば必ず、100円の靴下を買うだろう。
つまり、その人(客層)ごとに何が価値かと言う事が違う。
1,000円の靴下を買う人に取っては1回当りの価格が安いという事が価値であり、100円の靴下を買う人は100円と言う値段そのものが価値と言う事になる。もしかするとデザイン的に1,000円のは気に入らないからどちらかを買うのであれば100円と言う人もいるだろ。
そして、もっと言えばこの営業マンは靴下が600円までは恐らく買う可能性が高い。
上記の様に、どの様な客層の人に取っては『どの様な価値』なら『どこまでお金をもらえるのか?』と言う事を数的に把握するために膨大な過去のデータを調べ直している。
この行為は、多くの時間を要する割には現在の業績を上げる事に直接繋がり難い。
しかし、3~5年後のためには今から動いておかなければ成らない。
この様な『やった方が良いのは分かっているけど・・・』と言う事をしっかり行動に移せる人や企業は少ないと思うがその動きを出来る企業は何故か現在の業績も順調に上がっている。
そして、業績が上がらない所は恐らく、『やった方が良いのは分かるけど、忙しくて・・・』言うのだろう。
次は『3~5年後のために人を雇う』
本日伝えたい事『やった方が良い事はやった方が良い!私で言えばこのブログかな?』