2013年4月16日
第1章『昨年対比1250%の業績の上げ方~概念編~』
2節:その2、スピードが速い。どれくらい?
【やると決めてからのスピード】
やると決めてからのスピードが遅いケースには実は2種類存在する。
それは、①本当は決めきれていなかったケース②単純に各プロセスが遅いケース
《①本当は決めきれていなかったケース》
実際に他のコンサルタントの話しなどを聞いても、セミナーの受講者の方でその場で、やると決める人は1割~2割くらいだろう。
まぁ、ネットショップをやりませんか?などの明確なソリューション型のセミナーの場合はセミナーを受けに来る時点でやりたい人が多いのでやると決める方は、3割~5割くらいに増えるが通常はやはり1割~2割と考えるのが妥当だろう。
『社長業は決断業』と言う言葉もあるくらい社長にとって決断は非常に大切である。むしろそれ以外に仕事があるのかと言うくらいだろう。そして、それは、非常に難しい業であり、従って直ぐに決断できる人は少ない。だからこそ、高い受講料を払ったからといって、そのセミナーの言っている事をそのまま鵜呑みにする事はしないし、セミナー当日にやると決める人は少ないのである。
そして、セミナー当日にやると言った人でも本当にやるのはそのうちの半分くらいだろうか?
私も初めの事はその辺の『社長の温度感』と言うのか『覚悟』と言うのかが分からなかったので、やるにあたって、詳しい打ち合わせをしたいと言われて日程を決め、打ち合わせをしてもやっぱりもう少し考えたいと言う人に良く出会った。
こればっかりは、その社長の性格的な物もあるので、このスピード感を変える事は中々出来ないだろう。逆に元々の社長のスピード感を変えると間違った決断を起こしかねない。
また、実は決めてなかったケースとして組織の構造的な問題は部分が大きく作用しているケースも存在する。それが先ほど話した様な、決断を決めたのが決済者じゃなかった場合や、決裁者までの稟議に多くの意思決定者が介入する場合だ。
このケースであれば組織体系を変えるだけで幾分かはスピードを上げる事が可能である。
《単純に各プロセスが遅いケース》
単純に各プロセスが遅いケースにも原因は2つ存在する。①単純に腰が重い②働く時間が短い(業務スピードが遅い)
① 単純に腰が重いケースは、説明するまでも無いと思う。私で言う所の小学生の時のお風呂と同じである。
余計、分からなくなったと思うので無意味に説明をしよう。私は小学生の時は非常にお風呂が嫌いだった。それは、お風呂に入らなければならない時間帯が丁度、面白いTVの時間帯とかぶっているからだ。では、この様な時はどの様にしてお風呂に入っていたか?
それはもちろん親からドヤされて渋々入ると言う事になる。しかし、渋々お風呂に入った割には1時間とかお風呂で遊んでいた記憶もある。つまり、動き出してしまえば案外楽しいのだ。
要するに、初めのケツは社長なり上司が叩いてあげなければ成らないと思う。
世の中には自分でケツを叩ける人がいるが、この様な人を『経営者感覚のある人』と呼ぶにふさわしいと思う。
そして、②働く時間が短いと言うケースだが、よく私が提案して1ヵ月後にお伺いした際に出来てないと言う事は多々ある。そして、その理由が『忙しくて』や『時間が無い』と言う意見が多い。その様な場合は、2つしか解決策が無い。業務スピードを上げて時間を作りだすか、働く時間を長くするかである。
まず、私が取り掛かるのは業務スピードを速められないか一緒に考える。しかし、そこには一定の限界が存在する。それよりも一番手っ取り早いのは業務時間を長くする方法だ。
社員さんが若く男性の場合ならまず、業績をあげている所がどれくらい働いているかお伝えする。そして、半分冗談だが、1日20時間働く方法をお伝えする。
せっかくなので皆さんにも1日20時間働く方法をお伝えしよう。
まず、1日20時間働くには残り4時間しか存在しない時間の使い方が重要になる。しかし、最低3時間は眠りたいならば、必然的に残り1時間になる。この1時間に食事・洗濯・お風呂・通勤等の日常を詰め込まなければ成らない。
これらの日常を圧倒的に効率良くさせる方法は会社に住むと言う答えになる。
会社に住み4日に1度しか家に帰らなければ通勤時間・洗濯・お風呂が4分の1になる。洗濯物などは3週間に1度洗濯機を回せば十分な程しか発生しない。
そして、食事であるがこれは1日1食しか取る時間は無い。そこで、コップの半分近く砂糖を入れたコーヒーをひたすら飲む事によりエネルギーを摂取する。そして、1日1食の摂取時間だがこれは、必ず寝る直前でなければならない。もしも、途中に食事を取ってしまうと、直ぐに眠たくなり、寝る事に耐えるので時間を費やしてしまう。だからこそ、食事を取り、眠たくなると睡眠はセットとして考えなければならない。
上記の様な働き方をすれば、少なくても倍以上はこれまでより働く事が出来、スピードも倍以上早くなる。
しかし、注意しなければならないのは、1度でも3時間以上寝るとこの働き方に耐えられないと言う事。週に1度6時間寝たりするとその睡眠時間の差により寝不足と感じてしまい日中仕事にならない。
しかし、もう1つ注意点は、この働き方を1ヶ月続けたあたりで記憶力の低下が始まるという事である。そして、2ヶ月を超えた辺りから何も記憶が出来なくなり、どの道仕事が出来なくなると言う点である。
従って、結論はしっかりご飯と睡眠はとらないといけないと言う当たり前の話になるのだ。
※これは私の実体験と勘違いしないで頂きたい。船井総研がこの様な働き方をする会社だとなれば、それは大問題であるからである。
などと、上記の話をすれば、社員さんの反応は、『自分ももっと頑張らなければ!』とやる気を出してくれる人もいれば『ややこしい奴きたで!』とドン引きしている人もいるが、要するに何が言いたいかというと、時間が無いと言う人のほとんどは、実は時間があると言う事である。
実際に業績を上げている会社の人はよく働く。だから、スピードが速い。
案外、スピードに関して、業績が上がっている所にはカラクリがなかったりするものだ。
次は『やめる時の決断のスピード』についての話!
本日伝えたい事『何か努力と同じような話の気がする・・・』