2013年3月24日
本日はおもしろい話をしよう!日本から山が無くなればどうなるか?
先日激安の飛行機で北海道に行った。その日はあまり寝ていなかったので飛行機で寝ようと思っていたら・・・
ビックリするくらい寝ずらい・・・
仕方なく、窓から下の景色をひたすら眺め見た。
そこで以下の事に気づいた。
①異様に山が多い事②思ったよりゴルフ場が多い③平野は都市化が進んでいる事
そこから思いついたのは、日本の山の土を谷へ移すことにより、全ての山をすり潰したらどうなるのだろうか?
あらかじめ、断っておくが、本日の話は、実現可能か?善か悪か?などの議論をしたい訳ではない。おもしろいかどうか?だけでの話でであり、そのおもしろいの定義も私がおもしろいと感じるかどうかの話をしているだけ無いので適当に聞いてもらえればと思う。
あとで調べたのだが山の面積は日本の面積の7割を占めている。そして、ほぼほぼ利用価値が無い。
では上記の様に日本の全ての山をすり潰して高度の高い位置に平野を作りそこに都市を作れば・・・単純に実質的な日本の国土は3倍以上になる。
これを企業に置き換えると売場面積が3倍以上になり、非常に乱暴な話をすれば日本の国力は3倍強になる。
これは、企業の力=個人の力の総和と言う発想からきているが・・・
2000年以上も続く成熟した企業の力が今さら3倍に成長すると言うのは非常におもしろい話だと思う。
では、ここから私なりにこの発想の問題点をいくつか挙げてみよう。
①インフラ②環境問題(絶滅種問題も含む)③日本の歴史的文化が失われる④費用的な実現性
では、①から話していこう。
山をすり潰して平野を作った所でそこまでの物流コスト等から物価が高くなるのではなかと始めに思った。しかし、この平野の規模を近畿圏と同じ規模感で行えばそこにあまり物流のデメリットは感じないだろう。むしろ、この都市がアルプス辺りに作られれば北海道や沖縄に比べればよっぽどコストはかからないだろう。
次に②の環境問題!
これは非常に問題になるだろう。しかし、この視点を100年単位で考えれば絶対にこの山都市化はおこなってはいけない。多くの自然が失われるからだ。しかし、この時間軸での視点を1000年単位で考えればどうだろうか?都市を作るのに100年かかり、1度完全に自然を失ってから1000~2000年をかけて1から自然を育てる覚悟があればどうなるのだろうか・・・・
次に③の歴史的な文化が失われる・・・ここは解決はしないだろう・・・しかし、この視点軸も現在の視点で見るか?1000年2000年後の日本人の視点で見るかによって異なるのではないだろうか?この都市化が強行された2000年後ではそれも含めて全てが日本の歴史的文化になってしまっている・・・・しかし、現在の日本人にとっては到底理解できない話なので解決はされないと思うが・・・
最後に④の費用的な実現性についてだが、非常に雑な計算によると以下の計算式より最低でも1300兆円かかるだろう。
(①ゴルフ場の平均建設費が約60億円×②ゴルフ場数約2000)÷(③ゴルフ場の総面積÷(④日本の面積×⑤7割)
日本の年間税収が約47兆円、年間支出が約90兆円、差額がマイナス約43兆円
この赤字の国に1300兆円というお金はどこから生まれるのか?
しかし、ここで関西の都市を作った阪急の創業者、小林一三を思い出して欲しい。彼は1代で関西の年を作ったと言っても過言ではない。小林一三の説明もろもろを省くが要するにそこにビジネスとしてうまみがあれば民間企業が勝手に行ってくれる。従って丸々日本が1300兆円をださなくても問題ないだろう。そして、関西の都市は100年も経たずにこれだけ近代的に発展している。そして、その行動を見ていたのが関東の都市を作った東急の創業者、五島慶太だ。つまり、1つの場所でうまくいけば、遠く離れた所でも連鎖すると言う事。
ただ、この事業は1000年単位で行われて初めて成功するため、そこまでやり遂げるには同じ思想の者が1000年以上に会社(国)のトップに立ち続けなければならないなど、どこまでも空想の域を超えない。
では、私は今回のブログにて何が言いたいのか?それは、視点の数=発想力と言う事だ。少しでも多くの視点に立てればそれだけ、その視点からの発想は生まれる。
たいていの視点が現在のそれぞれの立場において考えられがちだがそこに時間軸を入れると今回の様な話がでてくると言うこと。
本日伝えた事『おもしろいか、おもしろくないかは自分で決めれば良い!』