2013年2月15日
本日は2006年のドイツワールドカップの日本代表である坪井選手などを輩出しておりその他にも数多くのプロサッカー選手を輩出している名門、四日市中央工業高校の監督樋口 士郎さんにヒアリングに行ってきた。
詳しいヒアリング内容は、この度オープンする中高生のサッカー部の子供をもつ親のコミュニティーサイトにて掲載したいと思うのでそちらで確認して欲しいのだが本日は一番印象に残った話をご紹介したい。
それは、『上手くなる選手の共通点』である。
それは、自立している選手と言う点である。これは、自分で自分にとって何をすれば一番上手くなるのか考えて行動できる選手と言う意味である。
ここで話は変わるが、16~18歳の子供が日本においてサッカーをしようと思うとクラブチームのユースに入るか高校のサッカー部に入るかの2択になる。そして、私も今日知ったのだがサッカーの世界で言われているのが『技術面ではユースの選手の方が圧倒的に強いがワールドカップで戦える選手は皆、高校サッカー出身の選手』と言う事である。これは、これまでの代表選手の割合からも明らかになっているらしい。
ここでまた話は飛ぶが樋口先生に教育において一番大切な事は何か聞いてみた。
すると『私は選手を育てているつもりは無い。ただ勝手に育ってくれるようにきっかけを与える事ができるかどうかだと思う。』と答えてくれた。そして、そのきっかけを与えために時に『お前なんて辞めちまえ』とかも言う時があるそうだ。本当は絶対にやめて欲しくないけど・・・けどその瞬間は選手と勝負の時だ!この勝負をするにはそれだけの人間関係が必要でだけどね。と教えてくれた。
ユースと高校サッカー部との決定的な違いは何か?
それは、ユースの監督は1~2年で代わってしまうと言う構造的な違い大きな影響を与えていると言う。従って、選手と勝負できない。つまり、本気で怒ってやることができない。そんな選手はメンタル面が弱いだけではなく、自立するきっかけも与えられないまま育ってしまうと教えてくれた。
私はネットショップのコンサルタントとしてクライアント企業の業績アップをお手伝いしているがハイテクっぽいITの世界でも必ずぶち当たるのが『人』と言う問題だ。
そして、全国のほとんどの会社の社長が悩む問題は①に『資金ぶり』そして②に『人』が圧倒的に多いと思う。
しかし、この様に社員に全力でぶつかる経営者が何%いるのだろうか?
決して、『やめろ』と言えるかどうかと言う話をしているのではない。そうではなく、その人に変ってもらうきっかけを与えるために全力で向き合っている経営者が何%いるだろうか?
おそらく、カリスマと呼ばれる数少ない経営者たちが社員と全力で向き合っている人たちの割合と近しいのではないだろうか?
科学的に立証されていない事でも大切な事は絶対にあると思う。
経営者が無駄に熱くある事を心より望む!
本日伝えたい事『この企画おもしろ過ぎる!!』