2013年
先日私のコンサルティングが15分で終わった日があった。
その理由というのは、その日の打ち合わせを行うに当たり必要な資料の作成をお願いしていたのだが、何も出来ていなかったのでやる事が無く、直ぐに私が帰ったからである・・・・
この日、私はこの15分のために大阪から東京まで行っていた・・・・
しかも、この日がこの企業における始めてのコンサルティングの日・・・・
つまり、このクライントとはまだ信頼関係も構築できていない。
従って、15分で帰ってしまっては私がやる気が無いと取られて、契約を解消されかねない・・・
では、私はなぜその様な行動にでたか?
この企業の資料等を調達してくれるはずだった担当の方はそもそも、メールのレスポンスも2~3週間遅れなどざらにあった。
つまり、この日に私がこのお願いしていた資料が無い事を容認してしまっては今後このままズルズルと私のお願いを聞いてもらえない可能性がある。やはり初めが一番肝心と考えたからである。
あくまで、我々コンサルタントは『どうすれば業績が上がるか』しか言えない・・・・
つまり、ここにコンサルタントの限界が存在する。従って、どこまで行ってもクライアント自身が動いてくれなければ業績は上がらない。
※我々が代行をすれば一時的には業績が上がるかも知れないが経営が危ない時以外はこの手法による業績アップは全く意味を成さないと思う。
また同時に、我々コンサルタントはクライントが動きたくなるように全力を尽くさなければならない。
そして、私が下した決断が15分で帰ると言う行動。この行動は全てのクライアントに取るわけではない。この担当者の方にはこの方法が最適だと思ったから・・・・
しかし、この行動が本当に良かったかは分らない・・・もっと他に良い方法があったかも知れない。しかし、この時点において私にとって考えられる最善の決断が上記の行動であった事は間違いが無い。
この私の行動が『善』か『悪』かは、これから、この担当者の方の行動のみが、答えを教えてくれるだろう。
幸い現状においては、メールなどのレスポンスも早くなり良い方向に動き始めている様だ・・・・
しかし、今回伝えたい事は私がどの様な考えのもの判断を下したかではなく。
どの様な考えの下、判断の選択肢を持てたかと言う所である。
もしも、私がお金のために働いていれば、そもそも、その会社においてある程度のコンサルティング時間を費やし、その時間の中でいかにこの担当者の方に変わってもらうかを考えなければならない。
つまり、選択肢が狭められると言う事。
選択肢が狭められた状態の中で最善が、本当に最善である確立は低くなる・・・
本日伝えたい事『この日は、東京のシュウマイを新幹線で食べながらルンルンで大阪に帰ったと言う事』