10月23日
今日は1年後の最先端の話をしよう!
皆さんは『ゲーミフィケーション』と『レベルデザイン』と言う言葉を聴いたことがあるだろうか?感度の良い経営者やコンサルタントの方はもちろん聞いたことがあると思う。
『ゲーミフィケーション』とは、こどもがゲームに夢中になるノウハウを経営に活かせば顧客のリピート率向上や従業員のやる気向上に使えるのではないだろうかと言う発想の事を指す。
この『ゲーミフィケーション』という言葉は今年日本に本格的に上陸した『ソーシャル』に続いて来年上陸する言葉として注目されている。
具体的には、楽天のポイントの様に一定の利用金額を超えるとカードの色が変わる。すると人は嬉しくて、なるべく楽天で買い物をする。このバッチの設定と呼ばれるノウハウから始まり、日常的な所のはなしをすればその日に自分が行う『やる事リスト』のうち、自分が完了した項目にチェックを入れて視覚的に仕事が減って行っているのを確認して自分のやる気を起こすのも立派なゲーミフィケーションと言える。
ここまで話を聞くと、一部の人は『そんなの昔からある何も変わった話じゃないやん』と言う至極当然な意見が出てくる。
そして、もう少し『ゲーミフィケーション』を勉強すると出てくるのはただ『バッチの設定』を行ってもだめらしい・・・どうやら『レベルデザイン』と言うノウハウが必要らしいと言う事に気がつく。
ではこの『レベルデザイン』とは・・・ロールプレイングゲームにおいて、初めの村を出て、初めてのスライムを倒すといきなりレベルが1上がり、次に3~4匹倒すと2あがり・・・・1時間ほどでレベル4~5になっている記憶は無いだろうか?しかし、ラスボス付近になると1日かけてレベルがやっと1あがる程度。
つまり、このレベルの上がり方の速度が人がゲームに夢中になる最大のノウハウであり、このノウハウを『レベルデザイン』と呼んでいる。そして、ゲームの世界にはこの『レベルデザイン』だけを行っている職業の『レベルデザイナー』と言う人が存在する。
とまぁ~、この辺までは感度の良い人は気づいている。そして、おそらく『ゲーミフィケーション』と言う言葉が日本に上陸して大抵の人がこのあたりの情報に気がつくのが丁度1年後のくらいではないだろうか?
『ソーシャル』と言う言葉が上陸して、現在、1割程度の人が実際に真剣に試し、そのうちほとんどがは『ソーシャルとは企業が操れるモノではないし操ってはいけない』と言う事に気づき、その中の1割以下の人が次の『アソシエーションサイト(コミュニティーサイト)』や『ブランディング』と言うキーワードに辿り付くという流れと同じように、言葉の上陸から約1年で『レベルデザイン』と言うキーワードに辿りつくのではないだろうか?
そして、本日のお話は1年後数%の人がたどり着く『レベルデザイン』についての話。
これくらいの情報にしか価値はないしね!
この情報を得るために私は経営とは全く関係の無い『ゲーム』を作るための教科書みたいな本を読んだ・・・※おそらく、何度も読みかえさ無ければならない程ややこしい本。
その本を簡単にまとめたい。
①ゲームを作るチーム構成②ユーザーの設定から入りメインのテーマなどの各種基本設定③レベルデザイン
本当に雑に説明すると上記の3つの流れでゲームはできている。
何度もしつこくて申し訳ないが、『ゲーミフィケーション』において最も重要な事は、③である。しかし、この①②の部分だけでもゲームが日本の海外誇れる産業として成り立っている事が伺える。
ゲームの世界では部屋を最小の単位としてダンジョンなどを全てレベルと呼んでいる。※この解釈には時間がかかる。
そして、そのレベル(部屋)で何を表現するかと言う部分で①背景のデザイン専門チーム②音楽の専門チーム③プログラムの専門チーム④各種設定を行う専門チームの4つが組織されている。
小売店の売場を作る際に果たしてここまでするだろうか?
この辺に私は『ゲーム業界』のレベルデザイン以外の可能性を非常に感じた。
そして、肝心のレベルデザインだが、まず初めに決めなければならない事はプレイヤーにどれだけの時間遊ばせたいのかを決める!そして、その時間をつぶすためのコンテンツを緩急を入れながら散りばめると言う発想なのだがこの手順は分かっても肝心の緩急は教科書では載っていない。もちろん、この手順すら載っていなかったが勝手に私が解釈を行い世界1のゲームメーカーに確認した所、手順はあたっているけどその緩急がうちの価値の本質でありそこまで分かってる人の尚更教えられるか!と怒られた・・・
※この大事な部分を適当に説明してしまった・・・・
最悪あとの緩急は自分で見つけるしかなさそうだ!タイムリミットの時間はあと1年か!
本日伝えたい事『教科書みたいな本読むよりましか!』