10月9日
昨日、車椅子やべビカーなどの車輪がついている商材を取り扱っている支援先から以下の様な連絡があった。
『運動会の練習用に一輪車は無いか?』と言う問い合わせがあったからそれように売場を作り、それように流入経路を確保して(PPC広告)既に3件受注があったとの事。
件数は少ないが私はテンションが跳ね上がった!
この一連の動きは私がお願いした事ではない。全て従業員の方の判断により行なわれた行為。これこそ、小売りのあるべき姿たと思う。お客様のニーズを引き出し、商品や売場を対応させ、集客を行なう。
このニーズに対応した数だけ顧客に密着しているという事なのではないだろうか!顧客に密着すればするだけ支持される。この支持がシェアと言う数字に出てくる思う。
ネットショップのコンサルタントは商圏バッティングの面から一人1商材しか支援できない。従って、他の商材における成功事例などをその支援先に置き換える事は出来ても、その商材ごとの顧客に密着することは難しい。
従って、必然的に顧客に一番近い従業員の方から毎月ヒアリングを行い。その商材ごとの業績向上法を考える。
しかし、理想論としては今回の様に現場の方が感じた瞬間に行動することが望ましいが、普通の企業の従業員さんでは、まぁこれは出来ない。
では、この企業ではなぜそれが出来たのか?
私や社長・部長はいつも従業員さんから報告を受けて、詰めの甘さを指摘する。
そして、なるべく大きい範囲の立案を従業員さんに求めている。※売上のインパクトがあまりにも大きい部分は私からお願いするが・・・
従業員さんからすれば、我々は口だけのウザイ存在だろう!
しかし、これを続けてきたから今回の様な動きが出来たのだと思う。
このやり口は、私の直属の上司兼先輩兼良い人である村田さんの私に対する接し方に似ている。
村田さんは非常に不器用な男だ!(笑)なにぶん、職人肌なために、私に何一つ教えてくれない。教えてしまったら考えなくなると言う考えなのだろう。
そして、月に一回各支援先で新たに発見したノウハウを発表しなければ成らないのだが、何を言っても『それは知っている』や『この視点での、この数字はもちろん取ってるやんな』とか絶対に認めない!
私から言わせれば『村田さんが知ってたかどうかは知らんけど、私にとっては新しい発見やねん』とその瞬間に近くにある、なるべく殺傷能力の高い物を探す。
村田さんは何も教えてくれないが唯一教えてくれるのは『お前はしょぼいんだよ!』と言う事!
自分の劣っている所をこうも(楽しみにながら)教えてくれる存在は非常に大切である。
まぁ、このやり方が通用するのはごく一部の人に対してだけになる気がするが初めに話した支援先の従業員さんには効果があったようだ!
恐らく、このブログを村田さんも見ているので最後に無理矢理『ヨイショ!』しておくと・・・
本日伝えたい事『村田さんは私よりお金は持っている!』