7月21日
本日は神戸レタスの橋本社長にお会いして色々話をした。本日はその中で面白かった内容をご紹介したいと思う!
①避けられない価格競争について②社員のモチベーションアップ③ネットショップの今後の課題
《避けられない価格競争について》
ネットショップを運営するにおいてほとんどのショップが価格競争を回避するべく様々な試みを行っていると思う。
①MD(品揃え)の強化②ネット上に出回っていない商品の仕入れ③プライシングの見せ方④CRM(顧客関係管理)⑤セット商品の開発⑥他店へ行かせないための商品ページでの動機付け強化(今だけ・これだけ・あなただけ・プレゼントなど)
上記の内容は商材によっては一定の効果は見込めるが価格競争を回避できると言うと嘘になると言わざる終えない。
さらに最近見られる動きとしては、ただ原価を安くすると言う意味合いだけではなく自社のこだわりを元にしたオリジナル商品の開発やつくり手の思いを消費者に伝えるなどの行動を小売店が取り出している。
『上記の様な流れの中で神戸レタスは今後どの様な事を行っていくのですか?』と質問すると・・・
『我々は価格競争をした事がこれまでないので分からない!お客様が欲しいものを欲しい価格で出していれば売れるし価格を比べられる事はないと信じている』
ネットショップの①商品②売場③集客④接客において最も進んでいるアパレル。価格もTシャツ100円やオーダーメードシャツ1980円などの価格が出始めている市場。はたから見れば想像を絶する厳しい戦いが行われている様に見えるが橋本社長いわくお客様の求めている金額が年々安くなっているので価格競争をしている様に見えるかも知れないが決して『どこどこのショップがいくらで売っているからうちはいくらだ!』と言う値段のつけ方はしていない。まぁ、中には価格競争をしているショップも存在するがそのショップがどうやって経営しているのか今後どこの向かっていくのか検討もつかない。
と話してくれた。非常に面白い。『値段が下がってきている』と言う現象を明確に2通りに分類しておられた。
この考え方によれば時代の流れが変われば自然と価格はあがるので無理に価格を上げる必要はなく、今の時代の求める価格で商品を提供する事(仕入れ)の方に全力を注いだ方が良いという事を仰られているのだと思う。
《社員のモチベーションアップ》
橋本社長が気をつけられている事の一つにこの『社員のモチベーションアップ』があるがその方法はとにかく『あきさせない』と言う事を何ども仰られていた。その『あきさせない』ための具体的な方法は『人事』と『テーマ設定』の2つだと言う。
上記のないようについてはそのままなのであえて注釈をいれないが非常にシンプルで分かり易く、面白かったのでご紹介した。
《ネットショップの今後の課題》
ネットショップの今後の課題は何ですか?と言う質問に対して橋本社長は『集客の場所がどこも固定化されだしている』点を上げられた。①『PPC広告の売れるキーワード』②『売れる雑誌』③『売れるモデル』④『楽天内の売れる広告』
現在の広告はネットショップを使う人用の広告ばかり。ネットショップを知らない人がまだまだ存在しているのでその人たちをどうやって引き込むか?これが出来れば・・・!と仰られていた。
確かに現在の主流は①SEO②PPC③アフィリエイト④雑誌などであり、これから3~5年後には集客の王座がSEOではなく、『場』を作り出した企業に移るといわれているがこれら全てはネット通販を使う人用の集客方法と言える。※一部雑誌が異なるが基本的には雑誌を見てネットショップに行く人は元々のネットショップ経験者が多い。
この課題の解をTVなどの大きな資本がなく 手にする事が出来れば、小売の流通総額の10%がネットショップの天井と言われて出しているなかでこの天井を突き破る事も可能なのではないだろうか?
本日伝えたい事『ギャル服の社長に会うので挨拶は『チョリースー』の方が良いのかと直前まで悩んだがやらなくて良かった。今月で一番良い仕事をした気がする』