6月6日
昨日マッチの生産工場『株式会社ナカムラ』http://match.or.jp/matchbou_blog/info548にヒアリングに行きマッチの歴史や今後の展望をお伺いしてきた。
元々マッチとはスウェーデン(多分と仰ってた)の発祥の地で日本におけるマッチとは初めから中国への輸出をメインであった。と言うのもヨーロッパ諸国がインド・東南アジアに輸出するために中国で生産しないように圧力をかけていたので中国国内では生産できず日本から輸入に頼っていたからだ。
では、なぜ日本はマッチを生産できたかと言うと中国ほどではないにしろ日本もあまり作らないようにヨーロッパから技術が伝わらなかった。しかしヨーロッパのマッチ工場に潜入した日本人が靴の裏にテープを仕込んで持ち帰った火薬などを分析しそこから日本でも生産が出来るようになったそうだ。
しかし、戦後中国への輸出が出来なくなりそこから国内に向けて販売しなければならないと言う事からノベルティーとしての広告マッチが普及した。このマッチ工場の社長曰く『マッチは日本のノベルティーのはしりちゃうかなぁ~』との事。
そして、時代は流れて現在もうノベルティーの需要が非常に少なくなってきておりそれに伴いマッチ棒メーカーも各都道府県に1社あるかないかの数になってきた。
そこでこの社長が目を付けたのは『お土産』!キーフォルダーなどはそんなに使い道無いのにそこらじゅうで販売している。であればデザインをその土地の物にすれば売れるのではないか?そう考えて作ったものが5ケースセット500円の2コマ漫画付きマッチ!通常は12ケースで500円の所をである!
これがメディアに取上げられ通常のノベルティーの仕事も増えたそうだ!
そして、現在は防災用の備蓄として販売を強化しているそうだ!
時代によって用途が変わっていくマッチ棒!
そして、これからは???
現在私が社長をそそのかして面白いことを考えているが全く形にすらなっていないのでまたの機会に報告します。
本日伝えたい事『用途の概念を捨てられるか!これがマーケットの創造のポイント!』