4月24日
昨日、セミナーの参加者様から経営相談を受けたのでお会いしていた。
60億円のダンボールメーカーさん
セミナーの内容自体はOtoO(オーツーオ)の今後の可能性について!セミナー終了後弾丸で70歳の役員の男性が名刺交換をしにきてくれた。当日は時間が無かったので話ができなかったがダンボールメーカーさんがなんで興味を持ってくれたのか後日電話して伺ってみた。
すると、『現在何かしらの新規事業を立ち上げようとしているのだが子会社にポス関連のIT企業を持っているので上手く親和性を持たせることは出来ないかと思いまして・・・!昨日も別のジオメディア関連のアプリの会合に行ってきたんですが凄い事になってますね・・・・』
御歳70歳でセミナー3日後に可能性を感じたからと言ってこのフットワークの軽さ!!!!!
更に話を聞いていると『現在、新規事業として〇〇や××更に△△なども可能性を感じておりこんな所に情報を集めに行ったり動いているのですよ』
そこで私が言った言葉は『感度の良さと凄いフットワークの軽さは感激しました。しかし、ちょっと外を見すぎですね!外には答えは無いですよ!まず、社内を見て自社が何ができるか?自社のコアコンピタンスは何か?そういった所を見つめ直してからしっかりとした軸を持ってそれから外を見ないと迷子になりますよ』
70歳のしかもやたら頭の切れる方に対して非常に失礼な発言ではあるがこれは、頭の良い優秀な人に程おこる現象だと思う。
関西で言うと立命〇大学の学生が就職活動中に陥っている気がする。立命〇の就職活動の平均エントリー企業数は50~100社くらいらしく、中には200社を越える学生もざらにいるらしい。
上記の学生の就職活動の結果は大きく2つに分かれる。
①自分が何がしたいのか何が出来るのか明確でないため、ほとんどの企業を落ちてしまう。
②10社近く内定をもらうが結局どこの会社に入れば良いか悩んだあげくその会社が良かったかどうかは入社してから分かる。
私何かは、そもそも50社のエントリーシートを記入する事を想像しただけで少年シャンプの世界に逃避行するだろう。しかし、立命〇の学生は頭も良く行動力もあるが故に先に知識を集めてしまう。
結局一番大切な時間を削ってしまうのである。
上記の話をするとそれまで黙っていた社長の息子がいきなり話し出した。
どうやら、息子さんは既にやりたい事が決まっていたが最後の決断がしきれておらず様々な情報を集めていたそうだ。息子さんが話してくれた事業について私は『心の中で決まっているのであればそれで良いじゃないですか!何をやるかの可能性はいくらでもあるので結局何にするかは自分がしたい事が一番良いですよ。この決め方で決めれば逃げられないですからね』と言うと非常に晴れ晴れした顔で明日の役員会議で発表します。と言い帰られた。
本当は、自社の見つめ直しとそこから考えられる各事業の参入可否判断&中長期の経営計画を立てるプロジェクトを用意していたが提案しなかった。
会社には1円もならなかったが何か良い事をした気がする。村田さん(上司)ごめん!
本日伝えたい事『良い事をしたらご飯が美味しい。高校から20キロ太ってしまった。』