4月11日
本日はペット用の療法食専門店様のお話
いつものごとく雑に説明すると病気のワンちゃんネコちゃん様のペットフード専門店。
病気のワンちゃんネコちゃんは一度ある種の病気にかかるとずっとこのペットフードを食べなければ成らない。(シャブ付け状態)
ここで話はぶっ飛び成約率の話をすると小売の平均値としては本店サイト1%楽天サイト3%と言うのが一種の目安である。やはり、買う気満点の楽天ユーザーの方が成約率も高く。そもそも最安値に近くなければ流入もしぬくいので必然的に高くなる傾向がある。成約率を上げるには以下のポイントがある。
①顧客の納得の行く価格設定(商品力)②サイトの作りが買物し易い(売場力)③買う気のある人だけを流入させる。(集客力)④即納などのサービスレベルにおいて他店より優れている(接客)
上記の内容の一番成約率に大きな影響を与えるのが①でありその次が③である。
では、本日のクライアントはと言うと本店サイトにおいてサイト全体の成約率が4.8%で売れ筋商品10商品の商品ページの成約率は平均13%強。商品によっては35%越え商品も存在する。
この10商品は全て最安値か?否!全ての商品が更に安値が存在する。
タネを明かすとほとんどの受注件数がリピートによるものである。『③の買う気のある客だけが流入している』と言うことだ。
しかし、この答え方はタネを明かした様で実は明かしていない回答だ。
最安値でもないのになぜリピートするのかと言う答えになっておらず本質の答えではない。
このサイトの本当の力はリピートし易い商材を扱っている事ではなく。リピートさせるだけの接客力が存在するという事。
通販サイトにおける接客力とは、私は以下の公式が成り立つと思う。
接客力=納期×情報量+その商材よるサービス(ラッピング・名入れ・メッセージカード等)
このサイトでは、全商品即納+オンライン診療と言いペットについての質問に答えている。店長が元看護士(獣医の)で旦那さんが現役の獣医というため上記のサービスが可能である。
また、実は多くのペットが療法食を一生食べなくても良いのに食べているケースが多く、今年の目標は1匹でも多く無駄なシャブ付けのペットを解放する事としている。本業の売上を下げかねない動きであるがそれがペットのためであるから仕方が無い。心底ペット思いの店長と旦那様だからこそ出来る芸当なのである。
ここまでしていると、同県内の常連は車で1時間かけてわざわざ店舗まで商品を受け取りに来るお客様が週に3~5人ほどで出してきた。受け取りに来たからと言って何も安くなる訳ではない。しかし、来る。(恐らく、店長と話しをしたいのだろう)
このアマゾンバリの接客力。初めは、接客に時間を取られて私のお願いしていた宿題をほとんど達成出来ていなかったので毎回怒っていたがここまでくればもうこれで付き抜けるしかない。
以前にも話したが最近ネットショップにおけるライフサイクルの進みから接客の重要度が日に日に増している。本来はどこまで行っても商品力と集客力なのだがもう接客力をないがしろに出来なくなってきた。
本日伝えたい事『良い小売店を作るお手伝いが出来る良いコンサルタントでありたい』