震災後の高級品販売の方法

2012.02.22

2月21日

本日は実店舗のお話!

本日はネットショップの支援で行っているお店の実店舗の調子を伺った!

そのお店は着物や宝石を取り扱っているお店で地方の地域に根付いた有力店である。しかし、場所は静岡県!他のコンサルタントの話によれば日本で最も景気の悪い地域だそうだ!と言うのも地域によって経済格差があるがそれはその地域が『消費財』か『生産財』のどちらをメインに製造しているかによる。

消費財とは一般的に我々が手にするありとあらゆる製品の事を指し、生産財とはその消費財を作るための部品や機械などを指す!

そして、現在の様に内需の落ち込んでいる日本においては生産財を作っている所は日本でも買ってもらえず、海外にも円高で買ってもらえず・・・凄いことになっている。

そして、静岡は比較的消費財の生産が多い地域のため様々なモノ販売が難しい地域である。逆に三重などはまだ生産財をメインに行っているのでまだ調子が良い様だ!(※3月まで)

前置きが長くなったが本日のお見せでは先日4日間のセールを行い!1店舗で4800万円を販売したそうだ!ありえない!

何を行ったかと言えば、ディナーショーを開催して〇万円以上お買い上げの方はご招待致しますと言うイベントを開催。

ではこのイベントを他の地域の他の店が行えば同じような売上が立つかと言うと恐らく無理だろう。それは、地域に密着している度合いの表れが4日間4800万円と言う数字になったのだと思う。

まぁ、こんなうらやましい話を聞いた所で何も生まれないので本題に入りたい。

震災後のマーケティングの話!

『贅沢』から『贅選』の時代へ

この言葉はうちの会長が震災後に言い出した言葉であるが意味はこれまではお金を持っていた人は『全てに対して贅をつくしてきた』が震災後は信用的な事と無いが起こるかわからないと言う不安から『何に贅をつくすか』を選択する時代が来ると言う意味だ。

まさに、今期のお店はこの『贅選』上手く使ったと思う。つまり、『お得』『付き合い』と言うキーワードを使ったのだ!

地域密着をしているが故に顧客は皆顔なじみ。割引率までは伺わなかったが『セールとディナーショーの優待がついてくる』と言う一大イベントを顔なじみが開催するならお金を使わなければ成らないと言う『言い訳』を与えてあげたのだ!

実際に購入しているのは5~60代のミセス・シニアの方々なのだが皆揃って『買わされた』と言いながら笑顔で購入していたそうだ!

お金は確実にある。従って、これからは『言い訳』を上手く与えられたお店にお金が集まるのではないだろうか?

では、本業のネットでそれをどう表現していくか!いかに顧客密着していくか!

あまりこの言葉を使いたくは無いが『接客』の重要性がライフサイクルを超えて増す時代が来ていると感じる。

 

 

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