1月30日
ただ商品を掲載しているだけで売れる時代はとうに過ぎ去り、現在のネットショップはその商材のライフサイクルにあったMDや売場・接客が問われ、集客に関してはほとんどのネットショップが専門のSEO会社を起用している激化ぶり。
この中で、やはり商品力と言う所で今後『モノ造り』の重要性が更に重要視されるだろう!
これは、ネットショップに限った事ではなく、世界を見てもイギリスやアメリカと言った『モノ造り』を放棄した国が経済や失業率の面で真っ先におかしく成ってきている。
更に、MDを突き詰めるとモノ造りをしなければならざる終えないと感じている。
そこで、本日は1日中日本各地で自分の支援先付近のモノ造りで有名な所に工場見学&話を聞かせてもらうためにアポイントを取りまくっていた。
そこで面白かったのが、日本で唯一のシンバルメーカー(楽器の)である『koide』http://koidecymbal.com/である。
この社長に是非見学させて欲しいと言うと『うちには機械も無ければ手でシンバルを作っているだけなので何も無いよ!』と軽くあしらわれた。
しかし、そこは熱意を持って『私の様に物を作ってない者には無いこだわりがあると思うのですが・・・』と食らいつくと
社『こだわり何てないよ!TVとかもでたことあるし、よくそんな様に言われるけどあれはあくまでTV用に聞こえが良いから勝手にTVが行っているだけで、そもそも人って誠実に生きなければ絶対にいけないとか熱い決意を持った人がどれほどいる?そんな大そうなこだわりなんて無いよ』と返された。
そこで私は『しかし、良い物を作りたいとかはあるのでは?』
社『そんなものは無い』
佐『ではどうやって値段の価値が決まるのですか?』
社『ただ手間がかかれば高くなるだけで手間がかからない物はいい物でないかないかと言うとそれは違う。あくまでそのその商品の音色をお客様が気に入るか要らないかでその人にとっての価値でしか存在しない。』
上記の話しを聞いて自分には無い視点と言うか境地が垣間見えた気がした。
直ぐに『何が正しくて何が間違い』でとばかり自分の物差だけで考えてしまっていた事に・・・
更に全てにこだわっており全て最高の商品を作っているからこそ生まれる『こだわりの無さ』の様にも聞こえた。
電話をした時のいい加減な乗りのオヤジさんが急にかっこよく思えた。
本日伝えたい事『突き詰めたがゆえに、見えてくる世界を見てみたい』